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後方見守り彼氏系ヲタク〜虚構と現実〜

      2015/07/13


ガチ恋はガチ恋でも、誰にも迷惑をかけることなく自分一人の世界へと没頭するという「後方見守り彼氏系ヲタク」なる存在がいるらしい。

今回はちょっと趣向を変えて、対話形式でお送りしたいと思います。


出演者

おじさん:アイドル好きのおじさん。ピンチケが大嫌いな凡ヲタのままこの歳になってしまった。独身。

子供:おじさんの近くに住む近所の子供。おじさんに連れられて、子供が入場無料になるライブによく連れて行かれる。

 

〜ライブ会場にて〜

 

子供(以下、子)「おじさん、おじさん。

・最後列センターで、
・コールを振るわけでもなく
・フリコピをするわけでもなく、
・かと言って楽しそうでもなく
・ずっと腕を組みながら

ライブをみてる人は一体誰なの?あの人全然盛り上がらないくせにいつもこのアイドルの現場にいるね?関係者なのかな?」

 

 

おじさん(以下、お)「ははは、違うよ。関係者だったらそもそも関係者エリアにいるはずだよ。

 

あれはね、通称『後方見守り彼氏系ヲタク』って呼ばれるタイプの人だね。よく見てごらん、しっかりと握手券を握りしめているだろう?
関係者だったらわざわざ握手券なんか買わないよね?」

 

 

子「本当だ!関係者っぽい感じなのにしっかり券握りしめてる!これは絶対関係者じゃないやつだね!

でも一体その『彼氏系ヲタク』って一体どんなヲタクなの?」

 

 

お「コラ!言葉に気をつけなさい!彼氏系の方々に聞かれたらどうするんだ!

いいかい?彼氏系の方々は自分たちのことをヲタクだとは思ってない。
自分のことをアイドルの彼氏だと思ってる。
だから『彼氏系』なんだよ。ヲタクと一緒にしてあげないであげて。」

 

 

子「やっぱヲタクって歪んでるんだなぁ

 

 

お「おじさんも彼氏系になったことがないから正確に心理までは捉えられないんだけど、後方見守り系の方たちの特徴としては他のヲタクに迷惑をかけないことだね。」

 

 

子「あれ?でも『彼氏系』って聞くとアキシブprojectのことを思い出しちゃうなぁ。あの時は迷惑どころの騒ぎじゃなかったから彼氏系って聞くと反射的に身構えちゃうんだけど、何が違うの?」

 

 

お「文字で見れば『彼氏系』って同じ言葉だけど、その裏にある意味が違う。

アキシブの時の彼氏系は、『彼氏になりたい』ヲタク。つまりワナビーだ。

それに比べて今回の彼氏系は『自分が彼氏だと思い込んでる』ヲタク。つまりプレイヤーだ」

 

 

子「プレイヤーだなんて、物は言いようだなぁ。

それにしても思い込んでるって何なの?精神的な疾患なの?」

 

 

お「ははは、ヲタクなんて大半は精神的な疾患を抱えてるんだよ。

今回の彼氏系はね、まずは全体を俯瞰して考えるんだ。『アイドルの彼氏だったらどんな行動をするか』って。

そしたらわかるだろう?
アイドルの彼氏だったらわざわざ前の方で狂ったようにチャペだのなんだの言わないだろう?
きっと後ろから余裕な顔してライブをみてる。それが彼らの分析なんだろうね。

つまり彼らの行動は『アイドルの彼氏』という理想の姿の具現化なんだよ。」

 

 

子「なるほど。客観的に『アイドルの彼氏』っていう役割を分析をするんだね。すごいなぁ。

でもそこまで俯瞰できるなら『アイドルの彼氏』という役割を分析している自分こそが『アイドルの彼氏ではない』ことに気がつくと思うんだけど…。

 

 

お「ヲタクなんて大半は精神的な疾患を抱えてるんだよ」

 

 

子「論理的に考えたら、彼氏系の人たちが本気でアイドルの彼氏だと思い込んでるとは考えられないなぁ。
仮に演劇で『王子様』っていう役割を与えられた人は、王子様になりきろうと努力するよね。それは実際にその人が王子様でないからであって、その人が台本通りの王子様であればナチュラルに振る舞ってるだけで演技ができるじゃん。
でもその王子様でない役者さんは王子様になりきろうとしても、自分が王子様であるとは思い込まない気がするんだよなぁ。

僕は演劇論とか全然わからないけど、もしそこで思い込んでたら一種の病気に近いものだと思うんだよね。
役者さんならその病気でもいいや。実際にその役割が他人に必要とされているわけだから。

 

 

お「だからヲタクなんて大半は・・・って何度も言ってるじゃない。

それにね、その分析は少し甘いよ。『他者に必要とされる』?そんなのいくらでも思い込みでカバーできるじゃないか。
アイドルから彼氏としての行動を必要とされている、という思い込みまでできるからヲタクは・・・」

 

 

子「そんなこと言い始めたらヲタクの行動なんてほぼ全てが『重度の思い込み』で説明できちゃうじゃん。
そしたらこの記事なんて無意味じゃん。

 

 

お「君の気持ちはよくわかる。現代の文化に起きてる現象を言語化して論理的に解釈する。評論家とかがよくやりたがるやつだね。
でもそんなことは評論家とか論壇とかそのへんの人たちに任せておけばよろしい。『ジャージャー』という言葉の必要性や意味を論理的に解釈したって意味がない。

それよりも現場に起きていることを現場的に理解することで、現場視点の1人になることが必要なんだ。ヲタクは文化を俯瞰しない。俯瞰できるのは外側の人間だけであり、文化の中心にいる人間(ヲタク)は中心からの視点「しか」持たない。

何故なら俯瞰した瞬間に自分の行動は社会的に見て無意味だと理解してしまうからだ。」

 

 

子「いや、熱く語られても困るし、僕は別にヲタクになりたいなんて思ったことはないんだけど。」
お「おっと、これは済まない。おじさんの評論家嫌いの悪い癖が出てしまったようだ。

さて、他に気になることはあるかい?おじさんの答えられる範囲で答えるよ。」

 

 

子「うーん、そうだなぁ。根本的なことになっちゃうんだけど、なんでアイドルの彼氏になりたいヲタクは多いの?
そのへんの女ヲタとか簡単に付き合えそうな気がするけど。

 

お「それは女ヲタの方々に失礼だろ!!『女なら誰でも』みたいな考えは10年位早いよ!!

で、何故アイドルの彼氏になりたいか?君が恋をするようになってからわかる。」

 

子「でもさ、でもさ
アイドルの彼氏は握手券なんていらないよね?
本当の彼氏ならライブ終わった後にいくらでもイチャイチャできるはずだよね?お金なんていらないよね?」

 

お「いや、話さなかったら何も始まらないでしょ。全く交流の機会がなければ彼らも諦めることができるんだが、握手会という確実に話せる機会が存在し、しかも機会がそこだけに限定されている。
本当にアイドル業界は罪作りだよ。

ただこれに対して、『一度お金を払ってしまったらアイドルとヲタクの関係になってしまってそれ以上の発展は不可能』という仮説も存在する。
この仮説には多くの反証(という名前のスキャンダル)も存在するけど、何よりおじさんの考えとしてはヲタクになったからダメなんじゃなくて、男性的にダメだからヲタクしてるやつが多すぎるのでは?と思うね。」
子「おじさんもそこまで俯瞰できてるのになんでアイドルの誕生日に花とか送っちゃうのかなぁ?」

 

お「誕生日も祝えない男なんて何やらせてもダメ。

 

 

子「あと、いつも思ってたんだけど、
おじさんみたいないい歳したヲタクはなんで子供をイベントに連れて行こうとするの?
子供を通して擬似的にアイドルからレスもらったような気分になるから?接触の時アイドルの対応が良くなるから?

 

 

お「

O0259102412858620279

※これらは架空のキャラクターであり、実際の人物等には一切関係ございません。
念のために断っておくと、現場に子供を連れて行くと反応が良いかは知りません。連れて行ったことないので。

 - アイドルヲタクの生態