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今更ながらメチャハイ繋がり事案について

      2015/07/13


平成26年8月某日

メチャハイ繋がり事件


事件の概要

1、MHというアイドルユニットが存在し、MF(原告)という会社がその企画・運営及びマネージメントに関わる行為を行っていた。
(参考:青山☆聖ハチャメチャハイスクール公式
MHは若い女子からなるグループであり、主に東京で精力的に活動しており多くの協力者(以下、ヲタと称する)を抱えていた。

2、MHのメンバーのうちのMとS(両被告)の二人がヲタ(被告)と親密な関係になり、性ハチャメチャ状態となった。
これらはどちらも水面下の関係であり、むやみやたらに公衆に広められたものではなかった。
しかしこの関係を知ったMFはMとSの契約違反として二名を解雇。またMHの2度目のワンマンライブにおいて解雇を発表、それぞれと繋がったヲタの実名等の個人情報を公開した。

3、これに際しMFはヲタとアイドルに対しそれぞれ損害賠償を請求した。
(参考:http://ameblo.jp/sssssszawa/entry-11911362915.html

また事件の参考文献を付記する。

http://blog.livedoor.jp/ninji/archives/39715776.html

http://getpocket.com/a/read/695003898

判決

主文

1、被告ヲタ、M、Sへの損害賠償の訴えを棄却する。
2、営業妨害につき、被告の訴えを棄却する。
3、対処につき、原告の対応の懈怠を認める。

理由

(1)損害賠償の請求について
原告MFは被告人ヲタに823万2400円の請求をしており、内訳は

本件の対応への労力、費用・・・710万円
交通費などの詐取・・・38万4000円
その他

となっている。
原告MFの本件への対応は被告の本名等の個人情報の公開、ネット上での炎上、「ヤクザ使って殺す」というメッセージである。
これらはそれぞれ、被告MやSに聞けば済み、ネット上での炎上は馬鹿でも可能、最後の発言は粋がった中学生がよくやる手法(「◯◯さん(先輩の不良の名前)が黙っちゃいねーからな」)であり、そこまでの労力は認められない。

仮に被告の個人情報を興信所等に依頼して調べたとして、実名の公開が本件の収束に向かう結果に繋がるとは到底考えられず、したがって対応の費用として認められない。

また交通費などの詐取については、被告ヲタが受け取ったという事実がなくこれも認められない。

被告M、Sへの請求について、アイドルとヲタとの繋がり事案は業界の華であるものの所属アイドルへの請求は前例のないことである。
解雇については契約上認められる対応であると言えるが損害賠償を請求するほどのものかは疑わしいものであり、せいぜい髪の問題に留めるべきである。
参考

(2)営業妨害について

本件の主な争点は、被告ヲタ、M、Sの繋がり事案がMH、ひいてはMFへの営業妨害、名誉毀損にあたるかである。
これには以下の論点を考える必要があると考えられる。

ア,自由恋愛について
現代の恋愛は言わずもがな自由恋愛であり、これは特約のない限り全ての国民に認められた権利である。
推し増、推し変と呼ばれるヲタの行為はこの権利を象徴する最たるものであり、これを制約するものは何もない。
またMとSについては事前にMFとの特約があった。

イ,アイドルの処女性について
今時カトリックですら、相当に敬虔な信者でない限り、女性に処女性を求めたりはしない。
近年有名な処女性の事案としてはかんなぎ騒動程度であり、この事案もアニヲタという(一種の)敬虔な信者によって引き起こされたものである。
したがって男性経験があることがアイドル、MHの価値を下げるかは疑問が残る。
またアイドルの繋がり事案は決して珍しいものでなく、読者モデルとお泊り事件が発覚したアイドルですら「へこみるきーみたいなんで、応援よろしくね」などと言える程度のものである。
したがってこの点からも実際に多額の損害が出たかは疑わしいものである。

加えて真面目な話をすると、本件では決して外に漏れたと言えるほどの関係でなく、MFが黙殺あるいは水面下で処理すればそもそも大した問題にならなかったと考えられる。
つまりこの件でMFに対して一番損害を出す行為をしたのはMF自身であり、自作自演に近い炎上行為として非常に香ばしいものである。

元々ヲタにはガチ恋が多く、それらはたいてい繋がり希望の者である。MFに限らずアイドル運営はそれらガチ恋を煽るような営業を行っており、その希望が達成された折に際して損害賠償を請求するのはそれこそ一種の詐取であるかと思わざるを得ない。

(3)MFの対応について

本件最も謎であるのは原告MFの対応についてである。

前述したとおり、MHの価値を保持しようとするのであれば本件は水面下で処理するのが最も効果的である。
したがって今回の積極的な繋がり事案公開、「ヤクザ使って殺す」発言などを総合的に考慮するに、高品質な炎上行為であり、エンターテイメントの鑑と言わざるを得ない。

しかし本件をわざわざ公開した以上、エンターテイメントとしては集客効果を狙わなければならないだろう。
よって「ヤクザ使って殺す」発言は少々やりすぎであり、特にガチ恋離れを引き起こす。ガチ恋するヲタは実質歩く金であり、この層を手放すのは戦略的に理解し難い。
また、MとSの解雇も少々早計に過ぎると言わざるを得ない。
これらの解雇をケジメであるとするならばやはり水面下で行うべきである。
炎上行為としての公表であるならば、この二名はユニットに残して「繋がれるアイドルユニット」として売る方がよりガチ恋が頑張ってくれる。そういう考え方もあるのではないだろうか。

今回のMFの対応については全体的に一貫性がなく、集客効果の明確な狙いなくただ炎上してしまっただけの行為と言わざるを得ない。

以上より、原告MFの請求は根拠に乏しいと判断し、棄却する。
またJ裁判官の補足意見を付記する。

J裁判官補足意見

本件の問題点として、アイドルの管理の甘さが挙げられる。
そもそもMとSがどうして被告ヲタと繋がれてしまったのか、そこにMFの過失が考えられる。
したがって今回の判決は妥当なものであろう。
しかし手紙の検挙、Twitterアカウントの管理等、「アイドル個人」の管理が運営にできる管理努力の限界であるとも言える。
要はユニットを卒業した者、アイドルの友人、そういったユニット外部の人間からアイドルと繋がるという方法に関しては運営の手の届かない範囲であると考えられる。もしもこのルートからの繋がり案件である場合は運営の過失と言えるかは疑わしい。

また本件では損害の根拠が不明であった点も見逃してはならない。
根拠不明の損害であるため原告は賛同を得られなかったが、損害の根拠を明確に証明できれば損害賠償の訴えは正当なものたり得る。

つまり元関係者等、運営の管轄外繋がりルートと損害の明確な証明、この2点さえクリアできれば新たなビジネs(判決文はここで途切れている)

 - アイドル語り