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グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

できる!脱ヲタ!第三回

      2015/07/13


第二回

こう考えると自分って本当に好きなことを好きなように楽しんできたんだなぁって思いますね。

様々なコンテンツに感謝!
課金や消費活動は感謝の気持ちでございます。


第三章
東方散財録〜 the Otaku Odd Nature 〜

一瞬で何にハマったかがわかりやすいタイトルですが、これには重大な前置きがあるのです。

第2章で言ったとおり、当時はヲタクが自身の衝動を解放できる場が少なかったんです。
加えて僕は内申点が悪かったので中学卒業後遠くの高校に通っていました。Tとの話がメールだったり、具体的なエピソードがないのはそういう事情です。

しかもその学校は中高一貫校で、高校から編入の僕はマイノリティ。
加えてヲタク。そう、マイノリティ・オブ・マイノリティ。

この頃はアニメやエロゲを出来る限りで消化していました。
CLANNADで解放のハードルが低くなっている僕はチョロいやつでしたね。
特にお気に入りだったのはローゼンメイデン。
翠星石ガチ恋でした。

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↑やっぱりローゼンメイデン3期は絵はいいと思う。テンポは悪かったけど。

 

ついでにPC誌も実はちょこちょこ買っていました。
なのでネット文化の動きには少し詳しく、ニコニコ動画も開設時からのユーザーです。

このニコニコ動画がまずかった。
ニコニコ動画は僕の人生を更に狂わせた。

そこまでニコ厨ではありません。
動画をずっと観ているのが苦手なため、ニコ動はそこまで刺さりませんでした。
ちょっと話題になった動画やランキングのサムネイルで面白そうなものを見るくらい。
弟がゲーム実況をずっと見ていられるのは不思議でなりませんでしたね。

しかしそこにやたらと上がってくるワードがあったのです。
そう、それが「東方」。

僕自身STGはほとんどやったことがなく格ゲーみたいなコアなファンを擁する硬派なジャンルかと思っていたんです。
しかしサムネを観ていると可愛い女の子ばかり。
曲もどこか幻想的?で、巫女やら魔女からヴラド・ツェペシュ、西行、竹取物語まで、僕の趣向としてはストライク。

少しずつ東方に詳しくなっていきました。

しかしこれは僕のネット体験。
現実はマイノリティ・オブ・マイノリティであり、東方という素晴らしいコンテンツを発見した喜びを誰とも共有できませんでした。(結果として卒業する頃には学校にいた隠れ東方厨を何人か発見することに成功しましたが)

すでに現実での趣味の共有は諦めていました。
ブログにも一度手を出そうと思ったのですが、冷静に考えて当時は零細ブログなんて誰も見ない。
僕が東方について記事を発信し、誰かが検索ボックスに「東方」と入れたところで恐らく引っかかることがない。
それでは意味がないんです。

2ちゃんねるやニコ動も微妙。
僕は特定の誰かとヲタク体験を共有したかった。2ちゃんやニコ動はみんなで盛り上がれるネット空間は提供してくれても実際に個別の繋がりに関しては薄い。
共通の趣味を話せる友人が欲しかったのもありますが、1人で消費していたのではこれ以上の深みに入れない。東方に関してはそう直感したんです。

そこで僕を救ってくれたのはまたPC誌。
あの記事の見出しは確か「2ちゃんねる VS mixi」

あの時mixiに手を出したのは良かったのか悪かったのか、僕にはわかりません。
とりあえず当時のmixiは招待制だったのでネットのよくわからん人から招待IDをもらってアカウントを作りました。

いるいる。いっぱいいる。

自分に「ヲタク」というステータスを貼り付けて、しかもご丁寧に好きなジャンルやコンテンツまでアピールしてくれちゃって、現実を諦めたヲタクがいっぱいいる。

あの時mixiは僕にとって楽園でした。
まだボイス機能もなくて、本当にただ日記を更新してコメントを貰ったりコメントするだけ。
でもあまりの新鮮さに感動して手当たり次第に面白そうな東方厨にマイミク申請をしました。

空気を読まずにマイミクになったばかりの人の日記にコメントして、とりあえず友達が欲しかったんでしょうね。

やっぱり1人と多人数では圧倒的に違う。
様々なアイデアが集まってさらに面白いものが出来る。東方は同人文化なのでそういったものが反映されやすいという背景もありますが。

そして何よりも感動的だったのはオフ会ですね。
今はオフ会なんて言葉は死語になりつつある気がしますが、当時はmixiによってオフ会文化は最盛期。

J少年、16歳。
初めてのオフ会です。

ニコカラを使ったカラオケをしました。
あの時のメンバーは全員覚えています。
ヘタすれば本名まで覚えています。

その後の僕の東方熱は高校生の割には頑張ってたほうだと思います。
夏冬にはコミケ、秋には京都で東方紅楼夢。春には例大祭(どれに行くにしろ夜行バスか新幹線必須)
仲良くなったマイミクさんの車に乗っけてもらったり、親にオープンキャンパスと偽ったり、今思えばあの熱意はんぱないなと思います。

 

買い食いは同人誌1冊の損、昼飯代は断食貯金、空腹の限界ギリギリをグレイズ

なんかそれなりにすごい高校生活だったと思います。
普通にマイミクの家に泊まったり、有名作家さんとご飯食べたり、高校ではあまり友達いませんでしたね。

あとは、東方はBGMの楽曲アレンジが盛んで、当時は東方の音楽イベントなんかもしょっちゅう行われていました。
ノリはバンドのライブと同じノリです。
このへんの経験は今につながっています。

好きだったのは石鹸屋、岸田教団、くらげのぼーんですねー。

石鹸屋の曲はどれも好きですが、さっきゅんライトはあがる。


オリジナル曲ならハイブリッドバディと原始交信が好きですねー。

総帥がイケメンなのが悔しい。

HOTDの曲はカッコイイですよね。

クラゲノボーンの同人感は最高でしたね。当時はこういうセンスが好きだったんです。

 

石鹸屋はメジャーデビューして、岸田教団はハイスクールオブザデッドのOPに起用され、クラゲノボーンは…解散してましたね。
あの変態丸出しの歌と、空木あんぐさんの絵が大好きだったのに…。

あと作品別アレンジCDを出し始めたSOUND HOLICとか、SYNC.ART’Sとかも大好きでした。


SOUND HOLICのユーロビートみたいな曲は英語の勉強として聴いてました。英語の勉強です。


SYNC.ART’Sのソラとトキと二色の蝶は名盤。

東方アレンジの代表曲といえばHelp me, ERINNNNNN!!でしょう。

今の人ってえーりんえーりんとか知ってるの?

mixiによって僕のヲタク活動の幅は広がりました。

踊ってみた動画を撮るためのコスプレ衣装が親に見つかったり、同人誌が全部親に見つかったり、開き直ってヲタク丸出しの部屋にしたり、明らかにおっさんばかりしかいない東方のカードゲームの大会に出たり、

 

すごくアホだったなぁと思います。

しかし僕の東方ブームも2年くらいで去りましたね。
まだボカロより東方の方が勢いがあった時代だったと思います。
同人関係の人たちが仲悪すぎてもう…って感じ。
会えばあの人の悪口聞かされ、あの人に会えばあっちの悪口聞かされって感じでだるくなったんでしょうね。

新しく東方でコミュニティを作る気力もなく、いきなりシャットアウトしましたね。
ヲタク同士のいがみ合いっていつ見ても見苦しいんですわ。

アニヲタに戻りました。
偶然にも当時はアニメが良かったです。
けいおん、化物語、マクロスF、コードギアス、CLANNAD…。東方をやめても楽しむことはできたわけです。
以前ほどの熱意はありませんが。

あ、でも今でも東方のキャラは、特に射命丸文ちゃん大好きです。
伊東ライフさんの描く文ちゃん最高な!?

本当は参考画像載っけたかったけど、伊東ライフさんの射命丸絵は全部R18だった。

そんなわけでサムネイルは射命丸といえば、の茜屋さん(偏見)

 

東方で得た経験は大きかったですが、今思えば2つ過ちを犯しました。
1つは明らかにmixiにこだわりすぎたこと。
僕は今のアカウントでtwitterを初めて4年弱ですが、それでもtwitterへの移行が遅かったと思います。

大したことないだろと思われる方もいるかもしれませんが、今までの僕の経歴は最新の流れに乗っかってきたわけです。
あまりにも初めてのmixi体験が強烈すぎてこだわりすぎてしまったのでしょう。
この後のヲタク体験はほとんどtwitterによって行われるものであることを考えると、最後の方のmixiへのこだわりは実質的に機会の損失だった気がします
(別にmixiをけなしているわけではありません。僕の活動の仕方がmixiよりもtwitterの方が合っていたというだけの話です。)

もう1つは黎明期のニコニコ動画を知っていながら持ち帰った文化が東方だけということ。
ボカロ、ゲーム実況、ニコ生、歌ってみた等、ニコニコから生まれた文化は非常にユニークでユーザー主体のものが多い。
むしろ東方ですら運営主体寄りに感じられるほどのユーザー主体文化が生まれているわけです。
そこで東方しかわからないというのは痛い。実際にボカロも実況もニコ生も歌ってみたも全然知りませんからね。

何かに打ち込むこともなくただダラダラと暇つぶしにアニメ観たり、なんかそんな生活。
東方に全てを注ぎ込んだ結果PC誌も読まなくなり、いわゆる燃え尽きた状態。

今思えばこの時が転機でした。
この時こそが人生最初の脱ヲタチャンスだった。 

 

なかなかそう簡単にはヲタクは辞められないんですね。

ヲタクは呪い。
呪いと言ってもアレです。
転移するタイプじゃなくて増殖するタイプのやつ。

なんかこのへんからヲタク体験がかなり濃厚になるせいで長くなってきましたね。
次回に続きます。

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