ヲタクサブカル論争
2015/07/13
ヲタクとサブカル。
その論争は定期的に僕のTwitterのタイムラインにも上がってきます。
ヲタクはもうこのブログでいちいち確認する必要ないでしょう。
一方サブカルとは何か。 結構人によって違いますが、 要はメインストリームになれないけどオシャレな文化を愛する人達ですよ。 下北沢とかによくいるやつです。
で、ヲタクとサブカルが何故論争を起こすか。
あくまで僕視点の意見です。 あくまで僕視点の意見ですよ?
(大事なことなので2回言いました)
ヲタクがサブカル叩きたいだけにしか見えない。
ヲタクとしては自分たちが育ててきたアニメとかアイドルという文化が、 ちょっと遅れて流入してきたサブカル勢どもに蹂躙されているように感じる。
しかもサブカルな人たちはコミュ力が高い。 ロックバンドのライブとかにも行くからライブも盛り上がる。
ヲタクはたまったものではありません。
僕から見て、ヲタクとサブカル論争は
ヲタクの僻みでしかないのです。
下調べとか全くしてませんが、
僕なりにまとめてみたいと思います。
そもそもヲタクとサブカルとは?
そもそもこれらの問題が起こるのは、ヲタクとサブカルの住み分けがわかりにくいからだと思います。
最近のサブカルはアニメも見るし、アイドル現場にもいる。 「ヲタク=アニメやアイドルが好きなやつ 」というジャンル的な分類をしてるとどっちがどっちなのかわかりません。 というかもうどっちでもいいじゃんってなります。
多分昔は違ったんだと思います。 ヲタクは知識重点主義だったわけです。 作品について何かについて、異常に詳しい。そんなのがヲタクだったわけです。 やたら鉄道について、銃について、アニメについて詳しい。そして語る。 そんなのがヲタクのイメージだったはずです。
しかしそれはネットによって崩壊しました。 別に必死になって知識を蓄えなくてもネットで調べればすぐにわかる。
アイデンティティを失って概念がふわふわしちゃってるのはヲタクの方です。
でもって最近のヲタクはアニメ見てるだけで「俺ヲタクwwwww」とか言っちゃうし、 缶バッジやグッズを体にたくさん貼り付けて「ラブライブ四天王wwwwwww」とか言ってるし、 そんな程度が低いことしかできないのにサブカルがアニメ語ると噛み付く。 ○○ちゃん可愛いブヒィなんて小学生でも言えるんです。本当につまらんヲタクが多い。
サブカルは昔からそんなに変わってません。 変なのが好き。おしゃれなのが好き。原宿や下北にいる。 むしろ一貫しているのはサブカルの方です。
なんでヲタクはサブカルに噛み付くのか
推測なのですが、ヲタクは「アニメやアイドルは自分たちのフィールド」だと思っているのではないでしょうか。
整備したグラウンドを荒らすと野球部が怒るようなものです。 いや、野球部は自分たちで整備しているのでもっともなのですが。
アニメ=ヲタク。
この謎の方程式がヲタクの持論なのではないでしょうか。 そしてアニメに命を捧げているわけではない、なんか奇抜なファッションとかもかじってて、 「変なのものの1つ」感覚でアニメを見るサブカルが許せないのでしょう。 おまけにサブカル勢は割とリアルが充実している。
もうヲタクにとっては嫉妬の対象でしかないうえ、アニメまで踏み込まれたら自分たちは一体何なのかと。 リアルはもちろん充実せず、ファッションなんて視界の外、そんなヲタクに残されたのはアニメだけなのに、やつら(サブカル)はアニメすら取ろうとしてくる。
そりゃ噛み付きますわ。
しかも前述の「アニメ=ヲタク」と思っているようなヲタクほど噛み付いてるように見える。
ジャンルで決まるほどヲタクは簡単なものじゃないですから!!
ヲタクは遊びじゃないんです。 そして遊びじゃないヲタクには誇りが宿ります。 正直サブカルがどうこうとか全く気になりませんよ。 「とりあえずサブカルが見る程度には注目度が上がったんだな」程度です。
サブカルとヲタクの違い〜階層から考える〜
サブカルは、僕にとっても謎ですが、本当に奇抜なことはしない。 要は「自分一人」っていうことはしない、と僕は見てます。
要は深くないんですよ。
サブカルは「この空気」が大事で、「この空気」っていうのは一定規模の好みです。 メジャーほど大きくなく、かつ楽しめるコミュニティが存在する程度の規模です。
今ラブライブが流行っていますが、本当にラブライブが好きならなんで今頃なの?って思いません? μ’sが地下アイドルレベルだった頃からラブライブが好きだった人はヲタクじゃないですか。
では何故今ラブライブはサブカルも見るのか。
前述しましたが、
「とりあえずサブカルが見る程度の注目度」というのがあると思います。
メジャーじゃないけど、地下ってほどでもない程度の注目度のことを僕はそう呼びます。
サブカルは発掘できない。 本人たちは発掘していると思っているでしょうが、実際発掘していない。
でんぱ組と言えばサブカルの巣窟みたいな印象ですが、2年位前はヲタクしかいない。 ちょっと売れたからサブカルがくっつく。その先はメジャーですよ。
ベルハーもゆるめるモ!もライムベリーにもサブカルはくっついていますが、 アキドラとかでライブをしているようなアイドルにくっついてるサブカルはいないでしょう。
あと、サブカルの代表的アイテムにデジレフがありますが、 あいつら全然撮影会とか行かないじゃん。一枠いくらとか知らないでしょ。
そんな暗くて見えないような地下まで行けるのがヲタク。 ちょっと陽の目を浴びるようになったものにくっつくのがサブカル。 誰でも知ってるようなのがメジャー。
この点から言うと、アニメはサブカル程度の注目度があるものであり、 アニメを観てるだけ程度のやつはヲタク名乗るのやめたほうが良いと思います。
君程度はサブカルだから
サブカルとヲタクの違い〜内面から考える〜
サブカルを一言で表すなら「憧れ」だと思います。 「あの価値観」に憧れるから服や行動が「あの価値観っぽい」ものになるんです。
比べてヲタクはサルです。 欲求の解消以外に何もありません。
「楽しい」「可愛い」→金を払う。
本当に単純な生き物だと思います。 しかしその単純で純粋な衝動が時にすごいパワーを発揮するからヲタクは侮れませんが。
サブカルは憧れが前提にあります。
「デジレフとMac book airを持ってスタバに行き、下北のライブハウスでライブ鑑賞」
この「おしゃれっぽさ」が彼らの憧れで、多分その「おしゃれっぽさ」の元は「人とは違う自分」なのでしょう。 なお、この「人とは違う自分」は一人では実感できないのでサブカルは群れます。
自分は自分を実感できないんです。 だから「自分は人とは違う集団にいる」ということでしか「人とは違う自分」を実感できない。
ヲタクは他者なんてどうでもよくて、自分が何をしたいかが全てです。
とりあえずそんなだからサブカルは スマホのカメラでなくデジレフ。 WindowsではなくMac(単純にMacの方がデザインがオシャレなだけかも知れませんが)。 アリーナやドームでなく下北。
こんなサブカル像が形成されます。 これは彼らが意図的にデジレフを持ち、Macを持ち、下北に行くという行動から生まれています。
ヲタク像は違いますよね。 ポスターさておき、服は単にそこに使ってるお金がないからで、 黒が安定してるから同じ値段なら奇抜な色より黒を買っとこうくらいの気持ちですよ。 つまり、「全く意図のない」像です。 像の形成に意図がなくなるとこうなるんだっていう実験にはヲタクを見ればいいんですね。
サブカルとヲタクの違い〜行動から考える〜
サブカルはもはやサブというより反メインストリームな気がしますが、とりあえずサブカルの行動は一貫しています。 もしMacが主流のOS機器になったら彼らはChrome bookを使うかWindowsに戻ると思います。もしくはLinux使うとか。
モノ・コトこそ一貫していませんが、行動原理自体は一貫しています。 メインストリームに反射された憧れ・価値観です。 サブカルチャーっていう語源からしてもそうなんじゃないでしょうか。
しかし、その憧れ・価値観は相対的なものです。
他の人・モノ・コトに影響された憧れや価値観なので浅いんです。
広いですが浅いんです。
ヲタクは単純で純粋に「自分の好きなモノ・コトをどこまでも追っかける」ものだと思います。 言わば絶対的な価値観です。 地震が起ころうが、ISISが国民を人質に取ろうが、好きなものがメインストリームになろうが、それが好きなんです。
先ほども書きましたが、昔はそれが知識に現れました。 しかし知識でヲタクを測れなくなった今、ヲタクを測るのも行動でしかないと思います。
そして知識重点主義の意義から考えればその行動は「深さ」を伴ったものでなければならない。
「深さ」とは単に地下とかじゃなくて、周りの環境がどうなろうが、売れようが売れまいが、好きなキャストがコンカフェを辞めてキャバクラに勤務し始めようが、どこまでも追っかけられる絶対性です。
ちなみに「絶対性」と「不変」は違います。 外側(環境)が変わっても影響はありませんが、内側(自分が飽きたら、他のものの方が楽しかったら)には超影響されます。 それが相対と絶対の違いです。
まとめ
サブカルがアニメに流入(相対的な事柄)で云々言ってる奴は甘い。