淫乱ピンクゆるふわツインテール
2015/07/13
※めちゃくちゃ長いうえに、何の説得力も持たず、話題の拡張にも使えず、多分あんまり同意もできず、ただただ僕が好きなことを好きなように書くだけの記事です。
淫乱ピンク。
一昔前に流行った言葉です。 ニコニコ大百科によると以下のように定義されています。
ピンク色の髪というものは主に漫画やアニメなどのフィクションにおいて用いられる記号的なヘアカラーの一つなのだが、少しエッチな要素、またはそのまま18禁の作品等においては髪の毛の色が赤系から桃色のキャラクターは結構な確率でヒロインポジションであり、最もヤリ易い標的になりやすい。
ニコニコ大百科:http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B7%AB%E4%B9%B1%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF
何故ピンク髪は淫乱か
ニコニコ大百科だとエロゲのヒロインにピンク髪が多いから、という説明だが、それでは足りない。 何故なら「そもそも何故エロゲのヒロインにピンク髪が採用されやすいのか」が説明されていないから。
確かにピンク髪がエロゲとかにやたら採用されているイメージはあるし、エロゲでなくてもお色気要員な印象はあります。 そもそも「ピンク」っていう言葉が妖艶な印象ですし、それはそれで一理あるでしょう。 まして、二次元コンテンツなんて現実から離れながらも祈りを感じさせるような現実っぽい既視感が欲しい。
だとするとこうなります。
ピンク髪(現実から離れている髪色)の女の子とラブラブになる(祈りを感じさせるような現実的既視感)。
しかしこれでも筋は通らない。
「ピンク髪→現実から離れている髪色」はその通りですが、現実から離れている髪色は他にもあります。青でも緑でも銀でも。
僕お得意の独自理論を展開します。 ピンク髪が採用された最も大きな理由は「女の子らしさ」という記号だからです。
ピンク髪の男キャラを挙げてみてください。 5分くらい考えましたが、ジョジョ5部のディアボロとうたプリの翔ちゃんしか出てきません(しかも翔ちゃんは不完全ピンク)。 あとBLEACHの破面かなんかにいたような気がしますが、噛ませ犬だったかどうかも思い出せないようなキャラなんて考える必要なし。
エロゲやお色気要員に求められるのは、女の子らしさ、女性らしさです。 ピンク髪はそれを一瞬で視覚的に理解できる最高の記号なのです。
だからエロゲにも採用されたのだと思いますし、そうでなくても「ピンク髪=女の子らしさ」という概念は強く刷り込まれているわけです。 現実ではほぼお目にかかれないのに、何故か僕達はピンクの髪から女の子を想像する。
その想像をより強固にするものとして、ピンク髪にはロングヘアーが多い。 まどマギのまどかやゆるゆりのちなつ、セーラームーンのちびうさ等の反例はありますが、代表的なキャラはロングな気がします。
ハヤテのヒナギク、ゼロ魔のルイズって有名なピンク髪キャラツートップだと思うんですよね。
異論は知りません。 とりあえず「ピンク髪は女の子らしさを示す記号」。 これが僕の意見であり、「淫乱ピンク」という言葉が生まれるようになった経緯と女の子識別の概念に対する仮説です。
ここまで言っておいてアレですが、まぁこんなことはどうでもいいんです。
「ゆるふわ」という可能性
さて、あまりにも唐突ですが、今の女の子ってゆるふわな子が増えましたよね。 「今」っていうほど今ではないのですが、とりあえずゆるふわ女子っているじゃないですか。 わかりやすい外見の可愛さというより、「ふわっとした雰囲気が可愛い」みたいな子。 髪もなんかふわっとしたパーマかけて、服もフリルってほどではないけどふわっとした服で、喋り方もアホっぽいふわっとした喋り方で、みたいな子 。 多分、ガチの美人や才女には勝てないから飛び道具で勝負してるみたいな雰囲気のやつ。
こういう子が好きなんだよなぁ。 見た目としてね。スイーツが好きとかちょっとサブカルかじってるとか、そういうのは別にどうでもいいんです。
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意識してなかったけど結局要素的には豊崎愛生になるんだよなぁ。 あの時から何も成長してないんだよなぁ。。。
ゆるふわの何が良いか。 第一に癒やしの存在なんです。
クールビューティがダメだとは言いません。 ギャルがダメだとは言いません。
でもふわっとしてて柔らかそうな感じ。 誰もが好きなはずです。
女の子としてのビジュアルが、とかではなく、柔らかそうなものは誰もが好きなんです。 ネット上における猫の異常な人気はそれを裏付けてると思うんですよ。 だから「ゆるふわ」は感性として人に好まれうる。
ゆるふわ女子は存在さえしてればいいんです。 「このマカロンおいしい〜」なんて言わなくていいんです。 大丈夫、喋らなくていいから。存在してて。 媚びなくていいから。そういうのはアイドルとかに任せてるから。 君は存在してるだけでいいんだ。頼む。わざわざ意味不明なお花畑世界観を顕現させないでくれ。 ※ただし可愛いゆるふわ女子に限る。
最強の要素
さて、このゆるふわ女子の要素があるじゃろ? そして前述の「ピンク髪は女の子らしさを示す記号」という仮説があるじゃろ?
こいつらを混ぜるとこうじゃ。
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 淫乱ピンクゆるふわツインテール <
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まぁそんなこと言わず、僕の言い分だけでも聞いてくださいよ。
ピンク髪だけではもう古い。 「淫乱ピンク」、それはもう死んだ言葉なのです。
ゼロの使い魔のルイズも全盛期は一斉を風靡する存在でしたが、 今や釘宮ツンデレブランドすらも怪しいわけじゃないですか。 もちろん固定ファンが多数存在するのは認めた上での話ですが。
そしてゆるふわだけなら現実でOK! というか二次元でのゆるふわ女子はさらに痛々しいし、ゆるふわヘアーは供給過多。
髪はあまりゆるふわではありませんが、雰囲気こんな感じでしょう。
ひなビタ公式:http://www.konami.jp/mv/hinabita/index.html
正直コンセプトとかキャラデザ、曲的にはひなビタは来ると思ってたんですがなかなか来ませんねぇ。 1stからCD買ってるんですがそろそろ来てくれると信じてます。 どうでもいいですが、僕が一番好きなのは霜月凛ちゃん。 PCの壁紙にしてます。
とりあえずですよ、二次元のキャラクターにおいてキャラデザは非常に重要。 顔はほぼ絶対に可愛くできる以上、外見的要素が持つ意味合いは相当大きなものです。
ピンク髪は女の子っぽい。 ゆるふわは癒やしを与えてくれて、しかも女の子っぽさがある。
そんな(僕の)要望に応えたのが淫乱ピンクゆるふわツインテール。 もちろん最強の萌え要素である。
何が最強か。 それはピンク髪という二次元上での存在でありツインテールという現実には険しい存在ながら、現実のゆるふわ女子をカバーするという点である。 そして「二次元における女の子らしさ」と「現実の女の子らしさ(流行り?)」を共存させた理想の存在であるということである。
テキストながら図説すると
(二次元的)ピンク髪、ツインテール←中道→ゆるふわ感(現実的)
(融合)→淫乱ピンクゆるふわツインテール
現実からの乖離(二次元)でありながら現実への接近。 この相反する2つの概念を擁することで良いとこ取り、いや、二次元と現実の融合と相成るわけです。
例えるならシュタゲのフェイリス。
質の高い淫乱ピンクゆるふわツインテールなのですが、フェイリスの魅力はそれだけではない。 ただ髪がピンクなだけではなく、完成度の高い淫乱ピンクなのである。 何故淫乱ピンクか。それはシュタインズゲートをプレイすればわかります。
シュタゲの新作も発表されましたし、シュタゲプレイするのはタイミング的にもいいと思いますよ。
実際に淫乱ピンクゆるふわツインテールが最強であることの証明
VS淫乱ピンクロングストレートヘアー
・桂ヒナギク(ハヤテのごとく!)
(別にヒナギクが悪いわけではない。)
しかしストレートでロングヘアーというのは本当の美人じゃないと似合わないのです。 黒髪の場合、美人でもない人がやると暗い印象になります。
要は ・ピンク髪→現実からの乖離 ・ロングヘアー→現実からの乖離
これでは最強の要素たりえない。
二次元的には強い要素ですが、二次元で完結してしまう。 二次元は二次元。されど二次元を評価するのは現実の人間。 僕達はどれだけ二次元に誓いを捧げようとも意識の根底に現実の感覚がある。これは絶対に拭えない。 だから二次元固めをしながら現実も意識しなければならない。
というかピンク髪のストレートロングヘアーなんてもう開拓され尽くしてもう終わってるんですよ。 淫乱ピンクストレートロングヘアーの寿命は尽きた。断言します。
結論:淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち
VS淫乱ピンクゆるふわロングヘアー
・姫路瑞希(バカとテストと召喚獣)
(別に姫路さんが悪いわけではない。)
重くない?ねぇ、その髪重くない?
せっかく日本人の弱点である「髪色暗くて重そう」という弱点を回避したピンク髪なのに、ゆるふわロングだったら重そうじゃん。 邪魔じゃない?絶対邪魔だよね?
どう考えたって淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち。
結論:淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち
VS淫乱ピンクストレートツインテール
・神崎・H・アリア(緋弾のアリア)
(別にアリアが悪いわけではない。)
まぁ!なんて下品な要素でしょう!!
ここに吹き出しがあったなら、
お前ら萌豚は現実逃避しながら金落としてればいいんだよ」
と言わんばかりの無理矢理感。
萌豚狙いすぎて二次元固めした結果、現実からの乖離著しくて見てられません。
違うんだなぁ、違うんだなぁ。 現実の人間を相手にしていない。違うんだなぁ。 萌豚だって現実の存在なんだなぁ。
違うんだよなぁ。
結論:淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち
VS淫乱ピンクポニーテール
・梅喧(ギルティギアシリーズ)
(別に梅喧が悪いわけではない。)
やめとけ。 君では淫乱ピンクゆるふわツインテールには勝てない(断言)
結論:淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち
VS 淫乱ピンクゆるふわミドルヘアー
・西行寺幽々子(東方project、画像は東方非想天則)
(別に幽々子が悪いわけではない。)
良くなってきた。
確かに良くなってきた。
しかし足りないな?何が足りないんだろうか…?
答えは簡単。祈りである。 僕の言う祈り。それは「消極的願望」である。 「理想」のような気高さもなく、「憧憬」のような一心さもなく、「願望」のような積極性もない。
ただただ、「現実は非モテでつらいから可愛い女の子にモテモテな世界線に行きたいでござる」って言うだけ。
「叶えよう」という理想でなく、「叶えば」という憧憬でもなく、「叶ってほしい」という願望でもない。 「神とかいたら叶えて」と放り投げるそれが祈り。 別にモテる努力をせず、モテる未来を描かず、モテればと一歩を踏み出すわけでもない。それが祈り。
そういった意味で二次元は完全なる祈りコンテンツであり、祈りの不足は二次元力の不足です。 二次元力の低さは問題なんです。 二次元の理想は現実に根ざしていながら、現実で供給されてはいけないんです。 萌豚が欲しいのは何ですか。幻想ですよね。 現実では絶対に満たせない幻想。しかし幻想なら何でもいいわけではない。現実離れしすぎると僕たちは観客になってしまう。 観客になってしまったら、物語としての幻想はあっても「祈りとしての幻想」にはなりえない。
このバランスなんです。 そしてこの淫乱ピンクゆるふわミドルヘアーは現実に寄っているわけです。
そもそもそれはすでにきゃりーぱみゅぱみゅがやっているわけでほぼ現実。
現実で供給できるキャラクター。 それはモブでしかない。 幻想力が足りない。
競ったけど淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ちだな。
結論:淫乱ピンクゆるふわツインテールの勝ち
これだけ例を出せばいかに淫乱ピンクゆるふわツインテールが最強かおわかりになったことでしょう。 雑な証明?そもそもピンク髪最強前提おかしくない?他の髪色は検証しないの?
あぁ…うん、なんていうかアレだ。
好みの議論なんて意味ないんだよ! こんな記事に厳密な証明求めるなよ!
淫乱ピンクゆるふわツインテール
そもそも何故僕が淫乱ピンクゆるふわツインテールを推すのか。 別に僕は淫乱ピンクもツインテールも好きではありません。 しかし淫乱ピンクゆるふわツインテールは最強。理由なんてそれだけでいいじゃないですか。
この記事では基本的に強引な結論を下します。だって馬鹿記事ですから。
それでは僕が提唱する最強の萌え要素、淫乱ピンクゆるふわツインテールのキャラクターを紹介します。
・ガラシャ(戦国無双4に限る)
はい最強!
ガラシャちゃんはねぇ、無双シリーズトップレベルのポンコツだったんですよ。 まず単純に弱い、使いにくい。何その火の玉?他の武将は武器から炎とか出るじゃん。サボりかよ。
しかも前作まではサブカルみたいなボブっぽい髪型で、なんかもうダメ。 元気キャラならねねでもいいし、三國無双の小喬でいいわけだ。
しかしお市が無印から2にかけて非常に良キャラへと成長したようにガラシャちゃんも成長しました。
4のガラシャちゃんはね、最高としか言いようがない。 まずゆるふわツインテールとなったことでより女の子感が出ましたね。 「あぁこの子は僕が守らないといけないんだなぁ」と心から誓えます。
そして淫乱ピンクゆるふわツインテールという浮世離れ感は、魔法らしき攻撃を正当化します。 「あぁ、何から何まで浮世離れしているんだなぁ。僕が守らないと。」そう思えます。
そして僕は戦国無双4を買いました。 コーエーのキャラデザは有能。
・髏々宮カルタ(妖狐×僕SS)
これは非常に精度の高い淫乱ピンクゆるふわツインテール。 素晴らしいバランスです。
何が素晴らしいかと言いますと、とりあえず目を閉じてこの髪色を黒もしくは茶色になった図を想像してみてください。
モブだな?
モブであること。 それは二次元のキャラとして確立できていないということです。 逆に言えば現実感ある存在だということです。
ただ髪色がピンクなだけでモブではなくなる。現実と二次元の狭間という高純度の幻想へと昇華する。 この絶妙なバランスこそが淫乱ピンクゆるふわツインテールの完成度を測る尺となるわけです。
こんな記事で触れてしまっていいのかわからないですが、 先月、妖狐×僕SSの作者の藤原ここあ先生がお亡くなりになったとのことです。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
・エスカ(アトリエシリーズ)
いいいいいいいい、淫乱ピンクゆるふわツインテールが岸田メル絵になるだと!?!?!?!?!? 最強(淫乱ピンクゆるふわツインテール)に最強(岸田メル)を足したら一体僕はどうなってしまうんだい!?!?!?!?!?
(追記) えー、恥ずかしいことにエスカのキャラデザは岸田メル先生じゃないらしいです。 一番美味しいところでまさかの勘違いでした。 でもまぁ淫乱ピンクゆるふわツインテールの可愛さには変わりないですね! 嘘です。ごめんなさい。ちゃんと調べるようにします。
勘の良い人はお気づきだろう。 そう、
アトリエシリーズもコーエーテクモ(の子会社)のゲームなのである。
コーエーテクモは明らかに流行を5年くらい先取りしていることがわかります。
明らかに未来企業。株を買うか迷いますね。
現実には「萌え要素」という概念が死んでいます。
しかしその中身は決して「萌え要素」という概念が死んでいるわけではないと思います。
僕が思うに、新たな萌え要素を作り出すことを怠り、昨今のアニメブーム黎明期に生み出された萌え要素が持つ寿命をいたずらに食い散らかしたからに他なりません。 ここ最近の新しい要素なんて中二病系の痛可愛いキャラだけですよ。 しかも中二病自体が元々現実でのあるある話から生まれたものであり、純正二次元原産の要素なんて何年も停止しているわけです。
その罪は企業だけにあるわけではありません。 アニヲタも新ジャンルの発掘を怠ったのではないでしょうか。
なんでツンデレは受けたのか。当時、ツンデレなんて現実にはちょっと考えにくい存在だったわけです。 女の子に冷たくされる(現実)からの女の子にデレられる(祈り)という幻想だったからツンデレは素晴らしかったんじゃないですか?
なんか二次元コンテンツにある漠然とした特徴を「ツンデレ」と名づけた。 その功績は素晴らしいものです。
仮にアニメが下火になる未来が来たとしても、人の祈りと、祈りが顕現する狭間にある幻想は永久になくなりません。 以上、ただ僕が「淫乱ピンクゆるふわツインテール」って言いたいだけの記事でした。