邦ロック(笑)聞いてる奴www【ゲスの極み乙女。】
2016/01/10
日本のロックバンドって寒くないですか?
しかもなんか数が多い(他国でも変わらないとは思いますが)
バンプ・アジカン・ラッドだけならわかりやすいんですが、今や色々ありすぎてどれ聞けばいいかわからないし、youtubeの再生回数多いの聞くとなよなよした奴がなよなよした歌詞をなよなよ歌ってるのばっか。
洋楽を好む身としてはちょっと許せないレベルの軟弱さ。
ここまで軟弱だと逆にみんなに知ってもらいたい。「お前らの国のロックバンドはここまで寒いんだぞ」という警鐘を鳴らしたい。
そんなわけで今回はゲスの極み乙女。について見ていこうと思います。
ゲスの極み乙女。
はっきり言って今の日本のロックバンドの軟弱さを体現したようなバンド。
そりゃ軟弱志向の日本のロックバンドの中でも勢い出るに決まってるわ。
まずバンド名がふざけている。
意味がわからないし「我サブカルぞ?」っていうのが滲み出てる。何その句点?モーニング娘。なの?
実力で勝てないやつはすぐにこういう表面的な部分で戦いたがる。本質的に負けてるんだよ。
ヲタクやめたい.comとかいうブログもまさにそれ。ちょっとメタってますよって感じが寒い。
次に舐めているのがメンバー名。
Gt,Vo:川谷絵音(えのん)
Ba休日課長
KeyちゃんMARI
Drほな・いこか
明らかに舐めている。
別に本名である必要は全くないのだがさすがにやりすぎ。
これはギターボーカルの川谷がCDのクレジットの時に勝手に決めたとテレビで語っていたので、正直他のメンバーに罪はない。
そう、この川谷が軟弱すぎるのだ。
川谷絵音
ロックバンドって女は入れ食い放題(※1)なのに、このなよなよ感は何だ?
童貞が大学入って「ちょっと外見とか頑張ったけど溢れ出る童貞感は消しきれませんでした(泣)」みたいな感じでも演出してるのだろうか?童貞に失礼だろ。
ネットで調べればぱっと出てくる曲名も寒い。
メジャー1stアルバム「魅力がすごいよ」
猟奇的なキスを私にして
私以外私じゃないの
逆に言葉選びのセンスに感動する寒さ。
こんな軟弱でふざけた、ロックの恥とも言うべきゲスの極み乙女。
彼らの軟弱な曲を聞いていただきたい。
寒い。背筋が寒くなる。
ZIPではラップだと言われていた語りっぽい何かが寒い。
でもメロディが忘れられないんだよな。
しかもさっき馬鹿にした「猟奇的なキスを私にして」「私以外私じゃないの」って各曲のサビのファーストフレーズなわけですよ。
メロディと一緒に歌詞も頭に残っておまけにそれが曲名。曲名寒すぎて逆に印象に残るどころか、メロディと歌詞がセットでついてくるというサービス精神は才能なしにできることではない。
演奏に関してはもうレベル高すぎる。多分これを学園祭とかでコピーするの無理でしょ。9mmの滝とかもロキノンにしては上手いと思うけど、ゲスは全体の調和が美しい。
ちゃんMARIのなんかすごいキーボード、休日課長のなんかすごいベース、ほないこかのなんかすごいドラム、川谷のなんかすごい裏声(ボキャ貧)、これら一つ一つも技術が高いのだが、合わさって相当なシナジーを生み出している。
レッチリでジョン・フルシアンテの音楽性がずれてきたのに合わせてレッチリ全体が泣きメロ転換したのとは違う。全てがゲスの極み乙女。のために特化された能力なのではないかと思わされる。
ちなみに休日課長以外は全員別のバンドを持っている。
っていうか変調だらけ、意味不明な曲展開でこんなに聴きやすいの奇跡じゃね?
こういう実験的なやつってキング・クリムゾンとかピンクフロイドみたいになるのがオチだって相場は決まっていたはずなのだ。
その常識を簡単にぶち壊し、しかもこの技術である。僕は詳しいことは語れないのだが、明らかに他の軟弱ロックとは一線を画している。
いやもうむしろポップなのにプログレなら、名前のサブカル感とか全部許せるわ。
なんかだんだん川谷の軟弱さも良く思えてくる。むしろフロントマンがジャニーズとかにいそうなイケメンだったらなんか間違ってると思う。
この貧弱な感じの文系大学生(実際は理系)が作詞して歌っているからこそ良さが出る。
一度聞いたら忘れられないメロディ、なんていう陳腐なものではない。
曲はもちろん存在そのものが忘れられないバンドなのだ。
ベースの休日課長。
休日課長の意味はまったくわからないけど、このイケてるおっさん(まだ28歳)が休日課長だと言われたら頷かざるを得ない。完全にキャラを掴んでいる。
サングラスだとなんか寡黙で絡みにくそうな印象を受けるが、メガネになると途端に陽気なおっさん(まだ28歳)になる。
また動画を見る限り多分一番社交性が高そうに見える。
そして僕の中ではDEARDROPSの権田さんが出てきた。
参考:DEARDROPS権田さん
キーボードのちゃんMARI。
#童貞を殺す服 タグで出てきそうだが27歳である。
年齢的にそろそろ服がキツイ気がするかもしれないけど、キラーボールのPVのちゃんMARIの服、僕は大好きです。
おっとりした天然っぽいキャラだから許される服だと思う。
一切音楽的な話に触れてないけど技術は相当に高いのはわかるし、絶対音感持ちらしい。ジャズピアニストとしての経験もあり、琴に関しても準師範の資格もあるお嬢様感溢れる音楽のサラブレット。
(⌒,_ゝ⌒)それはさておきこういう服大好きなんですわぁ
ドラムのほな・いこか。
ちゃんMARIと打って変わって口数が少なくて冷たそうな雰囲気の女性ドラマー。なので踏んでもらいたい。
でも考えてみてほしい。ドラムってどんなやつを想像するだろうか。
ゴールキーパーとドラムは縦横でかいやつって暗黙の了解があるはずだ。なのに女性で、しかもこのビジュアル。しかもその体から叩かれる16ビート。僕も16ビートで叩かれる。
(スクショの大きさが違うとかは突っ込んだら負け。)
そして気づいたら僕はアルバムを全部揃え、先日出たロマンスがありあまるをリリース日に購入していた。
最近の曲はキラーボールみたいにやりたい放題って感じではないけど、それでも十分に良い。
軟弱でなよなよしているのは間違いない。
でもその軟弱さを一切迷わず突き進む。その衒いのなさによってこの芸術性は成立するのではないか。表面上軟弱に見えるかもしれない。でも精神的には揺るがぬ強靭さを持っている。
結論:ゲスの極み乙女。は強い
※1参照:大槻ケンヂ「ロッキン・ホース・バレリーナ」より