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グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

邦ロック(笑)聞いてる奴www【9mm Parabellum Bullet】

      2016/01/10


軟弱な日本のロックバンド集その2として今回は9mm Parabellum Bullet(以下9mm)を紹介したいと思います。

と言っても9mm自体の結成は確か10年くらい前でキャリア的にはそこそこ長いバンド。
知名度が上がったのも6年くらい前だったような気がします。

では何故わざわざ9mmを取り上げるのか。それには確固たる理由があります。
バンプ、アジカン、ラッドの御三家によって「自己陶酔気味の寒い歌詞」が乱立するようになったわけですが、その寒さの完成形が9mmなのです。


9mm Parabellum Bullet

まずバンド名が浸ってる。
銃とかに興味持っちゃった中学生が「9ミリパラベラム弾ってカッコよくね!?英語にすると9(×19)mm Parabellum Bulletだって!超かっけぇ!」ってノリでテンション高くなってる光景が目に浮かびます。

9×19mmパラベラム弾 – Wikipedia 

さてそんな9mm。一体歌詞の何が寒いのか。

バンプ「存在の証明(キリッ」→存在の証明って聞こえはいいけど冷静に考えると意味わからん。もしかしたら哲学の話かもしれない。岸田教団の話はやめろ。

アジカン「くだっらっなっちょっげっそっ!いみっのっなっそんざっかっをっ!」→哲学の前に滑舌に努力値振ってほしかった。

ラッド「僕は総理大臣じゃないけど一番の意味を知っているよ」→ここだけ抜き出すと軽い統合失調症なのかと思ってしまう。

お分かりだろうか。
哲学感出したり叙情的なポエムだったり形は様々だが要は中二病
冷めた目線でこれらの歌詞を読んでしまうと寒く感じるのは大人な証拠なのである。

そしてここで現れるのが9mm。
その歌詞の破壊力は御三家の比ではない。
僕が最も香ばしいと思うのはやっぱりVampiregirl。

闇に浮かぶ輝きがひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
それは2つの牙とと2つの眼
そんな物騒なもの早く隠したほうがいい
お前だってとっくに神の十字架に縛られてんだ

You’re Vampiregirl

9mm Parabellum Bullet「Vampiregirl」より

 

✝お前だってとっくに神の十字架に縛られてんだ✝

寒いという言葉で形容できるレベルではない。
(人生を)一周して(14歳くらいに戻ったら)かっこいい。

「神の十字架」にやられて忘れがちですが「You’re Vampiregirl」だって相当なものだと思う。
東方アレンジかな? 

次にあなたは「この心を凍てつかせる歌詞がどのようなメロディに乗せて歌われているのか」が気になるはずである。
PVがないのでライブ映像を見てほしい(音源があるなら音源の方が好ましい。)

 

✝朗読✝

どういう神経なのだろうか。大人になってしまった僕には永久に理解できないのだろうか。
そして彼らはこの後も次々とまるでジャンプあたりファンタジーバトル漫画の必殺技の参考になりそうなタイトルの曲を作り出す。

supernova
Discommunication
Punishiment
Butterfly Effect
Psychopolis
Cold Edge
Hide & Seek

などなど。

安定の精神年齢である。

 

そしてもう一つ彼らのダサさといえばメロディである。
具体的にはボーカルのメロディである。

その前に一言言いたいのだが、ギターリフとかのメロディは皮肉抜きにかっこいい
さっきのVampiregirlだって前奏のメロディとかは世界観を感じさせるものであることは間違いない。あくまで寒いのは朗読なのだ
中二病を的確に反映しており、ハードコアというかV系よりは上位のライトなHR/HM感というか、要はそういう感じだ(上手に説明できない)

このへんは御三家とかの貧弱で軽薄な「実質ポップスバンド」とはレベルが違う。
正直「ロック」というにふさわしい。
そもそもギターの滝の技術はなんでロキノンなのか疑問に思うほど高い。日本のバンドのレベルではないことは確か。
作曲も彼である。とりあえず「Vampiregirl」ってタイトルで東方アレンジ(セプテットやU.Nオーエン)出してくれたら買う。朗読はやめてほしいけど。

なので9mmの歌詞のあまりのダサさにつられて御三家レベルと共通項で語ってはいけない。
同時期の凛として時雨と9mmによって日本のロックは新たな扉を開いたと言っても過言ではない。この2つのバンドがなければ今のロキノンなんて御三家によって実質JPOP集団になっていただろう。
(アジカンは歳を経るごとに音楽性の幅が広がってるとは思うけど)

 

さてボーカルのダサさである。

これに関しては「Discommunication」を聴いていただきたい。

 

 

あーさまーでかーけてーちかーづいーてもー
さーいごーのさーいごーにすーれちーがうー

お分かりだろうか。

アジカンのごっちがやたらスタッカートみたいのを聞かせて滑舌と戦いながら「いみっのっなっそんざっかっをっ!」とか歌ってる傍らこの間延び感である。
他のバンドみたいにサビはそれっぽい速度でそれっぽいこと言ってれば売れるのだ。それなのにこの間延び感はなんだ?演歌か?

実はこういうバンドは過去にもある。
YELLOW MONKEY(イエモン)である。

この間延び感、デジャヴ…。

 

しかし僕は正直これでいいと思う。これが日本本来のメロディだと思う。

ハイスタとかハワイアン6とかのいかにも「海外のハードコアに影響受けました」みたいなサウンドや、マンウィズみたいないかにも「クラブミュージックに影響受けました」みたいなサウンドは確かにかっこいい。
でもそれではやっぱり永久に洋楽の後追いでしかない

かわぐちかいじの「僕はビートルズ」という漫画がある。
現代のビートルズのコピーバンドがビートルズ結成前にタイムスリップし、ビートルズの曲を発表して世界的ムーブメントを起こすという漫画である。
その漫画内で一部の音楽通がそのバンドの曲(日本人が演奏するビートルズの楽曲)に対して「音楽的ルーツのなさ」を感じるシーンがある。
僕が言いたいのはそういうことだ。
ちなみに9mmとイエモンの吉井和哉はコラボをしたことがある。

それにしてもこの滝、楽しそうである。 

 

日本人には日本人の体に染み付いた文化がある。
演歌だって音楽的ルーツがあるだろう。

JPOPだって音楽的ルーツがあるだろう。
民謡とか雅楽とか能や歌舞伎は全然わからないが、そういった何百年にわたって形作られた日本の芸能があって、そこから少しずついろんなものに影響されながらも今のJPOPに繋がっているはずだ。
完全にそういった伝統的な音楽的感性と断絶することはないはずだと信じている。

だから9mmの間延びした演歌のような、洗練されてなくてダサい歌謡曲のようなメロディの中にこそ日本人の芸能の遺伝子のようなものが生きているのではないかと思う。
演奏技術はギターの滝は相当高い技術を持ち、メロディは印象的なリフを奏でながらもどこか洗練されきらない日本的な9mm。
日本はロック後進国かもしれないが、ならばこそ洋楽と日本の音楽性を融合したクオリティの高い楽曲を作る彼らのようなバンドが必要なのだ。

これを一体誰が軟弱と言えるだろうか。

どうやら僕は✝「ロキノンは軟弱」という十字架✝に縛られていたようだ。 

サムネwwwwwwww悪意あるだろwwwwwwww
さすがにこの「中二まとめ」みたいな構成はネタだと信じてる。

このメロディ…三三七拍子である

 - 音楽(アイドル以外)