ヲタクやめたい.com

グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

アイドルの暴露話

   


なんか元アイドルがアイドルの裏事情を暴露する話が流行っているようですね。

正直いろんな意味でこの子は芸能界をやめてよかったと思う。

なお僕が暴露系で一番秀逸だと思ったのは2年半くらいまえに某ユニットをやめたアイドル。

その内容は以下である。

 

「芸能界はポイズンなのよぅ」 

 

現役時代は大して興味がなかった子だけど、これにはちょっと面白いと思った。
オオハラセナほどではないかもしれないが、つらい経験すら笑いや希望に変えられてこそエンターテイナー。
それができないなら芸能界は向いていないと思う。

参考:芸能界は、どんな所だっけ

 


以下、ワナビー未満小説

 

私はオオハラセナ。
ハロプロが大好きな女の子。
ステージの上でキラキラ歌って踊る、あの眩しい姿に憧れて、自分もそんな輝きの中にいたくてアイドルになろうと思ったの。

でも現実はそんなに綺麗ではなかったの。
事務所だってそんなにお金を出してくれない。そりゃ私達のようなキャリアも実力もない、「ブスではない」程度の女の子にお金を出せって言うのも無理があるんだけどさ。

だから私は頑張った。

レッスンはもちろんだけど、ファンの人が私を愛してくれる以上に愛そうとした。いや、私はファンの人たちを心から愛していたと思う。恋愛感情とかじゃなくて本当に嬉しかったし好きだった。嘘じゃないわ。

私は、私だけは、真面目にアイドルをやってた。
他の子は遊び半分でアイドルを名乗ってたと思う。お酒を飲む中学生の子もいた。
運営と付き合っている子やちやほやされたいだけの子もいた。そんな子たちを横目に私は頑張り続けた。 何を頑張ったかって?それはレッスンとか、ライブとか、特典会とか…『言われた仕事は』何でもやった。

今思えばそのひたむきさがよくなかったのかもしれない。
運営さんは私のことを好んではいなかったと思う。なんていうのか融通が効かない子だったのかも。
だから運営の人は私に対して冷たく当たった。運営でちゃんとアイドルのことを考えてる人なんてほとんどいない。私の事務所の人は金儲けのこととかそういったことしか考えてないの。だから『売れてる子には優しい』の。こんなのはどこでも当たり前だけどね。
でも売れてなくても言うこと(どんな内容かは伏せるけど)を聞く子には出番とか用意してた。その子は別に売れてたわけではないけどね。

私は頑張っているのに!
それなのに頑張ってない子の方が優遇されてる。売れてるだけの子が優遇されてる。
裏でファンの人の悪口を言ってる子が売れて、ファンを心から愛している私は売れない。
裏でアイドルらしからぬことをしている子が優遇されて、真剣にアイドルとして頑張っている私が冷遇されてる。
売れるために、とは言うけどそんなのは違うと思う。だから私は運営の人のやり方は『アイドルとして』おかしいと思っていたの。

そして私はそんなおかしな世界に耐え切れなくなってアイドルをやめちゃった。
あの事務所がおかしかったの。そんなところでは私が目指していたアイドルには到底なれそうもないし。
でもどこの事務所も信用できないや。

もう私にはステージで歌ったり踊ったりする元気がない。
本当につらい思いをしてきたし、またあんな思いをするくらいなら夢は諦めようと思う。
やっぱり『夢は叶う人と叶わない人がいるから綺麗なんだ』なぁ。

そして私は今パソコンに向かっている。
アイドルになる夢は諦めたけど、私の受けた理不尽な経験は多くの人に知ってもらわなければ、同じような被害者を生み出してしまう。

私は私の事務所の悪事をTwitterに書いた。
世の中夢見ている人ばかりだったのか、私のアカウントはすぐに有名になった。
あれだけ苦労して10人のファンを集めていたのが嘘みたいに、たくさんの人から応援のリプライをもらったし、フォロワーもすぐに2000人を突破したの。

なあんだ。
あんなに苦労しなくたってファンを作ることは簡単じゃない。
みんなは私の正体が気になって仕方がないらしいから、『業界の人で』信用できる人だけDMで私のことを教えます。
もちろんそれは私の言ってることが真実だっていうことを証明するため。

『言われていたことをしているだけでは』売れない。
『売れている子は当然ちやほやされる』
『アイドルとして』正しくない子がアイドルを名乗っている。

だから私は今、自分で活動をしている。
多くの賛同や慰め、励ましの声ももらっている。
アイドルとして売れるにはこんな方法もあるんだって思う。

じゃあ昔の私は何だったんだろう。
運営の人にも他のメンバーにも嫌われて、売れない方法に必死にしがみついて…。
過去のことは全部敵にして、多分私のツイートは誰も救わない。他の子のアイドルへの夢をただ壊しているだけ。でもその壊された夢の分だけ私のアカウントのフォロワーとRTが増える。その数字が私をアイドルにするのだ。

『夢は叶う人と叶わない人がいるから綺麗なのだ』
自分の夢が叶うためには、それが夢であるためには、”叶わない誰か”がいなければならない。
昔の私は”叶わない誰か”だった。今は他の子を”叶わない誰か”にしている。

そうやって世界は回っているのだ。私がそうされたように、今私がそうしているように。

 

 

 

 

 

 

以上、ワナビー未満小説

 

 

 

 

 

参考:「運営には二度とアイドルグループを作らないで欲しい」元アイドルの叫び

 

別にこの子の言うことが嘘だとは思わないし、つらい思いをしてきたんだろうと思う。
でもこの子が本当に他の子の被害を防ごうと思っているならやり方がある。

「全ての事務所がこうではありません。私の事務所だけです。」
「私の個人情報は言えません。」

こんなんじゃ疑心暗鬼を生むだけ。
アイドルになりたい子の希望を壊すだけで何も救いになってはいない。
「この事務所はダメ」「この事務所はホワイト」ならまだアドバイスとして役に立つ。
でもこの子のやりかたは

「地雷って踏むと爆発して良くて脚が吹き飛び、結構な確率で死にます。それほど地雷というのは恐ろしいものです。地雷?そのへんに埋まってるけど、どこに埋まっているかは言えません。」

って言ってるのと変わらない。恐怖を煽るだけだし、全く身動きができなくなる。

「アイドルさんを守る活動がしたい」とは言っているが、実際この暴露の何がアイドルを守るのか。
どう考えたってマイナスプロモーションでしかない。
最初のツイートの「私はそのグループを許せません」という憂さ晴らしにしか見えない。ブログ名も「元アイドルの叫び」では最近ちょこちょこ出てきた”裏事情暴露して構ってほしい子”にしか見えない。

「いつもボイスレコーダーを持ち歩いてます。」という的確なアドバイスをしている子もいる。
オオハラセナは何か役に立つ情報を発信しているだろうか。そう思って読んでみるとただの苦労談しかしていない。

 

重ねて言うけど、別にこの子のことを否定しているわけではない。
つらい思いをしたのは同情するし、そういう事務所があることには憤りを覚える。
でもそれ以上にこの子のかざすキレイ事が鼻につく。いっそのこと「憂さ晴らしのためにやります」って開き直ってる方が清々しい

要は大義がないのだ。
自分の受けた負の経験を負の感情にしてばら撒くだけの悪循環。

ハンデキャップを感動エピソードに無理やり昇華させようとしている24時間テレビの方がまだ上質

結局この子が何をしたいのかよくわからない。
ましてや自分の正体を信用できる『業界の人だけ』に教えるってなんかもうブレブレ。
結局嘘じゃないんだよ!ということを誰かに認めてもらいたいという、安心感程度のために正体バラすとかレベル低すぎw

 

ちなみに他の暴露系アカウントのことだが、「アイドル>キャバ嬢」みたいな発言したらキャバ嬢から正論でツッコミもらったという事案が発生。

これはさすがに笑ったw 

 

しかもその後、同様の暴露アカウントからも叩かれる。

ひまちゃんまさかの正論wwwww
新ジャンル「暴露系アイドル」に早くも亀裂。

このへんの名誉毀損暴露系のは恐らく嘘も混ざっているだろうし、釣りの可能性も大いにあるからうかつに信用できないねぇ。

 - アイドル語り