邦ロック(笑)聞いてる奴www【Czecho No Republic】
2016/01/10
タイトルを変えました。
なんかこっちのほうが釣りっぽさあるかなーって。
今回はCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック、以下チェコ)。
ゲス乙女、9mmに比べてグッと知名度が落ちたのは特に理由はありません。
無理に人気あるところからやっていってもあとで尻すぼみになるし、
なにより僕は今このバンドについて書きたいんだ!
Czecho No Republic
まず誰がどう考えたって最初に気になるのはそのバンド名。
意味としては「チェコ(国名)は共和国ではない」というぶっ飛んだバンドである。
バンドが政治的な主張をすることは結構多い。
その辺はパンクバンドの得意分野である。
クラッシュだろうか、それともグリーン・デイだろうか。あるいはジョンレノンみたいな形もある。
そんな期待の彼らの曲がこれである。
うー(⊃´>ω< ⊂)☆うー(⊃´>ω< ⊂)☆ダイナッソー!(∩ °□°)っ
なんだこの間抜けな曲は!?
こんなお花畑丸出しバンドに「おめーら共和国じゃねーから」と糾弾されるチェコ(国名)がかわいそうである。
しかしチェコの魅力はこの時にはまだ覚醒していない。
上記ダイナソーのリリースは2012年6月。
はっきり言ってここまでのチェコは、大学生がちょっと国際問題に興味持ってみたけど知識も思考力も足りてなくて間抜けなことを言っている、という意識高い系病みたいなのを風刺したバンドなのだ。
覚醒は2012年8月に起こる。
【朗報】2012年8月キーボードにタカハシマイちゃん加入。
・タカハシマイ
はい勝ち!チェコ大勝利!!
タカハシマイちゃんの加入により魅力100割増は堅いチェコ。
バンドやってる女の子が可愛い(主観)とは言えタカハシマイちゃんはさすがにレベル高い。モデルらしい。そりゃ可愛いはずである。
僕はもうチェコが共和国かなんてどうでも良い。
タカハシマイちゃんの握手券はどうやったら手に入るのか。それが一番大切なのだ。
さてタカハシマイちゃんという邦ロック界有数のバランスブレイカーによってチェコの音楽はどう変わったのか。
2012年11月にリリースされたシングル、アイボリーのMVを見ていただきたい。
お花畑が…加速している…!?
大丈夫かチェコ。リリースを重ねるたびに偏差値下がってるけど大丈夫か?
しかもみんなが期待してるタカハシマイちゃんの楽器がタンバリン…うんたん…うっ頭が…
しかしタカハシマイちゃんの可愛さが評価されなければこの世は間違っている。案の定この後2013年10月にメジャーデビュー。
そして快進撃を続けるチェコは2014年にはゴッドタンのエンディングテーマに起用される。
その曲は彼らの成長を感じさせる一曲になっている。
おわかりだろうか。
タカハシマイちゃんはザ・オン眉よりこれくらいの前髪の方が可愛いのである。
僕はこのMV結構好きですよ。大学生ウェイ感だけはいただけないが。
そして楽曲面の話としてはNo Wayを聴いてもらえばわかると思うが、最初の方を聴くと「なんか間抜け感なくなっちゃったなぁ…」なんて思うはずだ。
そう、僕は間抜けサウンドに囚われてんだ。
そして落ちサビで帰ってくるサイケ級サウンドに安心するのだ。
なんていうかもう待ちわびてる。なんていうかチェコを聴くときにパンクサウンドでジャキジャキやられたら違和感しかない。
チェコ。なんか国際問題を掲げてピーヒャラピーヒャラやってるやつら。
ふざけた音楽である。
この曲に至っては、曲名からサウンド、MV構成までふざけている。
イントロから全開のお花畑感。
いやもうこれを待ってたんだよ。
「Czecho No Republic」という名前で舞台の世界観がこんなんだったら、まるで別の国を諷刺しているみたいな感じになってしまうじゃないか。
しかも「うぉううぉううぉうwwwwwwwイェイwwwwwwwww」とか言ってる大学生感丸出しの彼ら。
逆に何故国際問題を気にしたバンド名にしたのか。そこからツッコミをいれたくなってくる。
うぅ…タカハシマイちゃん…
可愛いから良い曲だ(偏差値25くらいの結論)
パブロフの犬。僕はその言葉を反芻する。
まるで現代のヒッピーなのだが、ちょっと知性を感じないチェコ。
でもその音楽やサウンドは「何も考えないヒッピー」を肯定してくれているような、僕みたいな現代社会のゴミクズ系ヒッピー崩れにはどこか共感できてしまうような、
人生エンジョイ勢って感じのノリは好き。
音楽性を追求し続けるアーティストも素晴らしい(チェコが追求していないとは言ってません)
でもその芸術の領域ってどれくらいの人がわかるんだろうかと思う。
実際このライブ映像を見ればわかる。まさに「優しい世界」って雰囲気が溢れ出てる。
多分研ぎ澄まされた音楽性なんて誰も求めていない。そんな難しいことは必要とされていない。パンクの持つ衝動や主張も、メタルの持つマッチョさや耽美性も、求められているのはそんなものではなくて、もっとわかりやすい何かなのではないか。
そうやってこのチェコを聞き続ける度、僕の脳は間抜けサウンドで溶かされていくのだ。
でもきっと求められているのはそんなものなのではないかって思いながら。
見ればわかると思うが「大学のサークルの夏休み」をモチーフにしたイメージビデオである。
ウェイ感にイライラしながらタカハシマイちゃんの挙動に癒やされるという、感情的に忙しい曲である。
このMVを見た時僕はなんとなくわかった。
セカオワがヒッピーサウンドになるとチェコになるんだなって。