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グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

バブみ〜約束された充足〜

   


久々に雑記以外の記事を書こうと思ったら、ブログの更新自体が久々になっていた。
これあるあるですよね。

今回はバブみについて。ヲタクが幼児退行するという謎概念です。

一応アニヲタwikiに項目があったので掲載します。
http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/31100.html

「年下の」という限定はどういう根拠なんだろう?
単に
・幼児退行したいと思うのは中高生にはあまりないのでは?
・アニメのキャラは基本的に中高生が多い。
というバブみとは無関係な事象の一致じゃないかな?

根拠がわからないので、年下という限定は無視します。


出演者

おじさん:アイドル好きのおじさん。ピンチケ大嫌い。近所の子供をアイドル現場に連れて行くことでアイドルからのレスをもらうのが生きがい。

子供:おじさんの近所に住む子供。昼食のハンバーガーを給料にインストアイベントのレス乞食のお手伝いをする偉い子。

 

〜ライブ会場にて〜

 

子供(以下、子)「おじさん、おじさん、

明らかにステージ上のアイドルより年上のくせにアイドルのことを「ママ」って呼んでる危ないヲタクがいるよ。

もしかしてあのアイドルは若作りしているだけなのかな?」

 

おじさん(以下、お)「ははは、アイドルは永久に若いんだよ。17歳を3周目に入ったって17歳の人だっているんだから若作りなんてありえないんだよ。

あれはここ1年未満に急増しているタイプのヲタクだね。
あんまり特定の名前で呼ばれることはないね。」

 

子「へぇ〜。でもなんでママなのかな?
自分が子供になってしまったらそのアイドルに男性関係があることを暗に認めるわけだし、 エディプス・コンプレックスでも抱えたいのかな?」

 

お「なんで君エディプス・コンプレックスなんて知ってるの…?」

 

子「えっ?こんなのは心理学以前の常識でしょ?

で、おじさんみたいに推し変と推し増しを繰り返して、一瞬の満足と不満足の連続に苛まれてふらふらと『理想の女性』を追い求めるのをドンファン・コンプレックスって言うんでしょ?」

 

お「今はドンファン・コンプレックスよりもドンファン症候群とか色情症の一種として使われることの方が多いね。
っていうかなんでわざわざおじさんをなじったのかな?

 

子「ドンファン・コンプレックスの根底には『理想の女性=母親』という考えが存在するから永久に満足できないっていうのを聞いたことあるけど、おじさんみたいなアイドルをママ扱いしちゃうヲタクもそうなのかな?」

 

お「あ、そういう感じでなじりつつ無理やり話を戻すんだね…。

で、アイドルや声優をママと呼ぶ風潮は確かに存在する。理由は定かではないけど、おじさんは『推し疲れ』が原因だと思ってる。」

 

子「推してると疲れちゃうの?一体何と戦ってるんだろうねぇ。」

 

お「スキャンダルとか繋がり厨とか自分の幻想と戦ってるんだよ。

で、人は疲れると幼児退行願望を抱くんだ。」

 

子「あぁ、だからおじさんはアイドルの前だとあんなに気持ち悪いんだね…」

 

お「…。

で、幼児退行願望の究極系が『生まれたい』なんだ。故にママなんだ。」

 

子「 へぇ、おじさんも推しから『生まれたい』の?」

 

お「生まれたいし生ませたい」

 

子「アイドル現場はカオスだなぁ…」

 

お「でね、この幼児退行願望を引き立たせる要素が『バブみ』っていうんだ。」

 

子「おじさんも推しにバブみを感じてるの?言葉にするとより一層気持ち悪さが増すね。」

 

お「でもこのバブみの概念は重要な概念なんだ。」

 

子「幼児退行させたくなる魅力を重要とか言っちゃう男の人って…」

 

お「いいかい?ドルヲタにしろアニヲタにしろ今までのヲタクはひたすら少女性を追い求めてきたんだ。」

 

子「え?でもお姉さんキャラとかも結構な需要あったじゃん。」

 

お「確かにそうなんだけど、お姉さんキャラの需要は『恋人としての理想』であって、甘えたいとかいう希望があれどもやっぱり基本は恋人としての関係なんだ。

でもバブみは違う。恋愛感情よりも退行願望が勝っている。
つまり対象の女性の尺度が恋愛よりも退行願望の惹起なんだ。」

 

子「 言ってることはわかるけど、「だから何?」以上の感想が出てこないや」

 

お「バブみ、ひいては『生まれたい』という願望を抱く事自体がヲタク文化でもかなり異質な発想なんだ。」

 

子「言われてみればそうかもだけど、それって結局『バブみ』っていう一つのステータスでしょ?
『バブみあるからあの子を推す』っていうことになってるなら、ツインテールやツンデレみたいな特徴一致型の偏好の一つでしかないと思うけど。」

 

お「それはちょっと違うんだ。
ツインテールやツンデレというのはそれなりにヲタク文化に触れてから知る概念であり、しかもそれは客観性が非常に高い。誰が見たってツインテはツインテだし、ツンデレだってかなりの程度を定義できる。

でもバブみは必ずしも一致しない。

なぜならほぼ全ての人は違う母親を持ち、違う幼少体験を持つ
つまるところ、君とおじさんの感じる『バブみ』はその中身が違う可能性が高い。
バブみの対象が一致することはあっても、そこに感じているバブみは主観的でありその根底には異なる母親と幼少体験が存在する。
つまり真のバブみというのは「推し」という一時的で取替え可能な趣向でもなく、「萌え」のような裏付けなしのぽっと出の感情とも違う。
女性の好みや感情の動き、癒やしというのは環境や歳月で変化する。しかしバブみ、つまり『幼児退行したくなる母親感』はその人の永遠に変化しないバックボーンによって表象する。そしてそれは変動し得ない。他のいかなる外的要因も幼少体験を書き換えることはできない。さらに形成の過程に長髪とか具体的外見的でなく、『母親感を惹起させる要素』が重視される。例えば自分の母親が日本人であっても、自分の中に形成される母親感の要素が仮に聖母マリア(救済とか聖)だったとしたら、バブみの対象が黒髪でないことに一切の矛盾を生じない。
萌え、推し、バブみをそれぞれおじさんなりに定義しよう。
『萌え』は与えられた外的要因によって形成される感情なんだ。これは外的要因を判断する能力がなければ決して感じ取ることはできない。また原義からしてもぽっと出の感情に等しく、その根拠を求めることは不可能である。ツインテールやツンデレなどの特徴一致型の萌えはほぼフェチズムであり、その対象は具体的事物や言動に集約される。
『推し』は何かしらの応援行為の根本にある意思の表示。感情ではない。そして推すという意思表示から生まれる言動は何かしらの応援行為になる。ライブに参加するだけでも応援行為となる。ただしこの「応援」の判断基準は自身にあるため、アイドルや声優が応援と思うかどうかは考慮する必要がない。
『バブみ』は幼少体験という外的要因であるが、幼少期という無意識下の記憶によって形成される感情。もちろん幼少体験の書き換えは不可能である。そしてそもそもバブみを求めなければ感じることもない。しかしバブみを意識した時、その感情の根拠は書き換え不能な幼少体験によって導き出される、母親感という無意識下にある概念なのだ。つまりアイドルや声優に対してバブみを感じるということは解の発見であり、根拠を自分の人生に求めることができる究極の概念なのだ。
究極概念っていうか、言うならばそうだな…
人生、そう、

 

人生レベルで約束された充足なんだ。」

 

子「きっも」

 

お「ラブストーリーで「あなたに出会うために生まれてきた」っていう表現があるだろう?あれが恋愛対象でなく幼児退行の対象に置き換わったものなんだ。故に究極。」

 

子「何言ってんだこのおっさん。」

 

お「でも考えてみればすごいことなんだ。萌えはぽっと出の感情。推しという意思表示の根拠は不明。だから推しを生み出す装置としてアイドル側にストーリーを持たせることが多い。Road to 武道館とか昔引きこもりだったとかそういうのだ。バブみに比べれば薄っぺらいものだよ。
バブみにそんな小手先の工夫は必要ない。なぜならバブみは自分自身にストーリーがある。なぜなら全てのバブみが各自の幼少体験によって導き出されるからだ。100のバブみがあれば100のストーリーがある。これはすごいことなんだ。すごいことなんだよ。」

 

子「力説やめて。怖くなってきた。

とりあえずアイドルや声優をママと呼ぶ現象はもうわかったよ。
でもそこから「生まれたい」って思うのは飛躍があるんじゃないかな?」

 

お「確かに飛躍だろうね。単なる強調表現だと受け取ってもらって構わないだろう。
人、特に子供は、子宮的な空間を好むらしいけど多分そことは関係ない。なぜなら子宮は見えないから、そのアイドルや声優の子宮が自分の理想と一致しているかは判断不能なはず。
だから幼児退行の超強調表現と考えていいはず。」

 

子「そっかぁ。でもそうするとおじさんって複雑なポジションにいるよね。」

 

お「ん?何故だい?」

 

子「だって、

①おじさんはあのアイドルの子供になりたい
②あそこにいるピンチケはあのアイドルと繋がりたい(結婚したい)

この二つの願望が満たされる場合、

おじさんは形式的にあの大嫌いなピンチケの子供になってしまうわけじゃん。」

 

お「

9150dde8

 

 

 

バブみの根拠は各個人の幼少体験に左右される。

そうなると運営側が意図的にバブみを提供することはできないという結論になる。
できるとすれば最大公約数的なバブみになり、そんな似非バブみは薄い。

バブみは非常に不明点の多い概念であるが、僕の考察が正しいならヲタク主導の概念となる。
と言ってもバブみが本格的に普及したらどうせ似非バブみが横行するんだろうけど。

あと萌えにも無意識下の嗜好が存在する可能性はあるが、全てをそうと説明できない。
ツンデレなんて現実にはほぼいないし、ツインテールだって現実にやってたら痛い。小さいころからの漫画やアニメを根拠にする説明はできるが、それは現実の体験ではない。
では漫画やアニメによって形成される萌えはどう形成されるかというと、幻想の希求になると思う。現実にあったにせよなかったにせよ、現在存在しないから希求する。比較的前向きな発想。
バブみも同じく「現在存在しないもの(理想の母親像)の希求」であるが、ニュアンスとしては回帰のような意味合いになる。回帰というより退行なのだが。

 

この記事を書くにあたって真剣に(重要)バブみを感じるキャラを考えた結果、

・咲の福路美穂子
・まどマギの巴マミ

方向性は色々と近い気がする?
福路先輩とか、フリーザの同人誌が話題になりましたよね。あれ超バブみある。
でも実の母親とは外見的特徴から性格まで似てないんだよなぁ。

バブみの母親像と実の母親像の隔たりには矛盾はなくても根拠が説明できない。
フロイト先生の降臨が望まれる。

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