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グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

意識高い系とラブライバーとテロ

   


今日久々に弟と会った。
弟も上京しているのだが、弟とはあまり会わない。
でも会えば話す。そんな感じ。多分それくらいの距離感が一番いいんだと思う。
さらに弟とは話題がかっちり噛みあうことはないが、それなりに共有できる話題が多い。
どちらもアニメやゲーム、漫画についてはもちろんわかるし、映画や音楽の話もできる。歴史やネットの話も。そして経済や政治の話の話はできない。強いて言うなら弟はアイドルの話があんまりわからないし、僕は大学生の話がわからない。

弟は兄と同じ血が流れているのかと思うほど純粋である。
弟「意識高いのは悪いことなの?意識低いよりはいいと思うけど。」
僕「意識高いのはいいことだよ。目的に向かって進んでるから。でも意識高い系は、意識高い発言をしている自分に浸ることが目的なんだよ。その手段として意識高い発言をする。
つまりね、意識高い人の意識高い発言は彼自身の目的、起業とかそういうのよくわからんけど、そういったものに向かっての議論なんだよ。その高尚さを以って意識の高さを言っているわけ。
でも意識高い系のは発言した瞬間に目的が達成されているわけで、言ってしまえば彼の意識自体は低い。空腹を満たす目的のために食事する、みたいなのと仕組みは変わらないとおもう。」
弟「そうなのかなぁ。意識高い人と意識高い系の住み分けって、何かを成したかどうかだと思うんだけど。」
俺「成したかどうかだとすごく判断難しくない?しかもそれだと同じ数直線上にいるような気がして、その分類はあまり正確に測れないような気がするなぁ」

こんなくだらないことを真剣に話す。
本当にくだらないと自分でも思うけど、たまにはこんな日があってもいいと思う。別に毎日そんな高尚なことをしているわけではないけど。

 

 


そして弟がまたひとつ話題を出す。それがラブライバーの話である。

弟はラブライバーがカルト化してそのうちテロを起こすんじゃないかと、割とネタっぽく言っていた。
僕はカルト化しないと思う。彼らに連帯感はないからだ。

つまり(今の多くの)ラブライバーはラブライブの広報や地位向上、売上のために動いているのでなく、 「グッズを大量に身に着けてラブライブのファンっぽいことをしている自分」が目的なのだ。

ラブライバーが何故テロを起こせないか。
つまりそれは目的意識の低さだろう。テロというのは究極的の部類に入る手段である。手段のリスクの高さを超えるほどの目的がなければそうそう実行に移せない。
ラブライバーはコンテンツへの貢献という目的すら突き詰められない。ましてや目的の主眼は「自分」である。自分が大切な人間がどうして殉教的な発想でテロを起こせるのか。手段を突き詰めて、究極的な手段をとれるのか。低いレベルの目的は低いレベルの手段で達成される。テロなんてしなくたって個人的な満足は得られる。多分彼らはテロまで手段を突き詰められない。だからテロを起こせない。

恐らくであるが、彼らが組織的な行いをすることは不可能である。組織はある一定の目的を共有しなければならない。宗教であれば神、企業であれば営利、そういった目的意識の一致により初めて人数が力となり、行動の効果が生まれる。ラブライバーは「自分」が目的である。もちろん「自分」は人それぞれである。仮に組織的な行動を起こすにしても目的の不一致がどこかで壁となって訪れる。だからテロどころか、一人の漫画家人生を終わらせることすらもできない。

ついでだが、むしろ彼らはラブライブ批判すらどうでもいいのかもしれない。だとしたら、炎上を狙うならラブライブ批判よりもラブライバー批判をしたほうがいい。彼らの怒りの根拠が「自分」なのだから、ラブライブ批判という若干の遠回りより、直接彼ら自身(つまりラブライバー)を叩いた方が効果的である。

僕は懐古厨がすごく嫌いだけど、「昔はよかったものを挙げよ」と言われたら真っ先にラブライブと答えるだろうなぁ。さすがにラブライブは懐古せずにはいられないなぁ。
なんてことを考えながら弟には「ラブライバーと意識高い系は一緒だよ。何かそれっぽいことを言ったりしてれば満足できる低俗な集団だから言動も低俗なの。テロは悪いことだけど、思想面で深いものだと思うよ。」と答えておいてビールを飲む。長々と説明するようなことでもない。弟も納得したようだ。

 

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