大義ある煽り【ケイオスドラゴン 混沌戦争】
最近はもう完全にケイオスドラゴンのために生きているといっても過言ではない。
くそっ、早く…早く…
早く課金したい装備品実装してくれ…!
あと課金したくなるキャラクターと課金したくなるイベントと課金したくなる闇システム。
でもって今日は洞窟のイベントが終了したのと次のイベントが始まったのでその話。
大義
たい-ぎ【大義】
1 人として守るべき同義。国家・君主への忠義、親への孝行など。「ーに殉じる」
2 重要な意義。大切な事柄。「自由平等のーを説く」デジタル大辞泉より
言うまでもないことだが同じ行動でも大義があるのとないのとでは話が変わる。
下克上だって大義がなければ成功しない。
大義を掲げて成功した人と言えば三国志の劉備だろう。
余談になってしまうが、ケイオスドラゴンの話の前に劉備とか言うぐう畜人間の話をさせてほしい。
興味ない人はスクロールで下に行くと画像が入る。そこを本題開始の合図にしたい。
確かに彼が漢王室(景帝)の子孫だというのは可能性としては十分に有り得る。
ゆえに「漢王室の復興」という大義を掲げて戦うのは許される。
ほぼニートみたいな生活しながら、赤壁の戦いで呉を巻き込んだ後に呉を裏切り魏撤退後のゴタゴタで荊州獲得。しかも赤壁で諸葛亮が活躍したのは演義の話。演義、つまり創作マシマシの物語の話であり、記憶が正しければ正史(信憑性が結構高い)では蜀に関して赤壁の記述はない。つまり諸葛亮の奇跡以前にほぼ加担してない可能性が高い。
でも赤壁の戦いにおいて呉と魏が戦った(交戦状態になった)のは事実であり、魏が撤退したのも事実である。
ということは、劉備というやつは赤壁で(部下含め)ほぼ何もしていないくせに呉の勝利の隙に荊州を奪ったということだ。
アカギが命がけで鷲巣から何億円もの賭け金を得たのに突然南郷さんあたりが出てきてかっさらっていくレベルの話である。
こんなことが許されるだろうか。
答えは「許される」。なぜなら荊州横取りは「漢王室復興」という大義の下の行動だからだ。 当時の中国国土は漢王室のもの。なら魏も呉も蛮族。奪ったって何の問題もない。これが彼の論理である
その後荊州を関羽と諸葛亮という彼の配下ツートップで無理やり警戒し背後を防備。あれだけのことをやったのだから呉の報復が怖い。半端ない念の入れようである。
そしてなんだかんだで益州攻略。蜀を建国し天下三分の計が成立することと相成る。
そもそも劉備はDQNである。
wikipediaの劉備のページにはこんなエピソードがある。
郡の督郵が公務で安熹にやって来た際に面会を断られたのに腹を立ててそのまま押し入ると、縛りあげて杖で200回叩き、官の印綬を督郵の首にかけ、官を捨てて逃亡した。
wikipediaより
劉備「督郵リンチして逃亡したったwwwwwwwwwwwwww」
もちろんこれも漢王室復興のためである。
未来の漢王に礼のなっていない督郵は縛り上げて杖叩きの刑が妥当なのだ。 斬首じゃないだけでも優しい。
(もちろん事態の異常さから考えるに督郵の方にも大きな問題があったことは推察できる)
大義ではなく、仁義の話で言えば劉備には仁義はあっただろう。
ほとんど功績のない時代から不自然に人が集まるところを見るに、人に好かれるタイプだったのだろう。
仁義、人徳、突然の凶行、ドサクサにまぎれて人の領地(シマ)を奪い徹底防御、現代だったら暴力団を率いてそう。
はい、本編。
人を説得するのは論理ですが、納得させるには大義が必要なんです。「大義」って言うと冒頭の辞書的意味合いでは説明しきれないんですが、そのへんはカバーしてくれると嬉しいです。
(もちろん論理だけで納得させることも可能ですが、それは論理の正当性が大義となっています’)
論理はあくまで因果関係。論破されても腑に落ちないなんて経験は誰にでもあると思います。
比べて大義は感情的、信条的、道徳的な正当性を突きつけることです。大義があれば多少論理的に無理矢理でも心から賛同してくれるわけです。
これをソシャゲに例えましょう。
■論理の例
運営「普段は1%ですが今なら10%の確率で☆5が引けます。」
ぼく「課金したくなるようなカード実装してから出直してきてくれ」
■大義の例
運営「ガチャクソ絞ったったwwwwwでもこれお前の欲しいカードやろ?wwwwwwwん?wwwwwwwwww」
ぼく「(満足そうに頷き財布を開く)」
で、今回のイベントの話です。
まずは画像を見てください。
(続き)
雑な赤線に注目してください。
「今日から始まった」イベントで、「来週実装予定の」ダンジョンに入れるアイテムをドロップする可能性があるとのことです。
セガはすぐにこういうことするからなぁ…
ぷよクエでもアルル配布しておきながら「現在まだ進化はできません」とか言い始めて3ヶ月後に特殊進化用アイテムドロップイベントとかやってましたもんね!!!結局アルル引くまでガチャまわしましたが!!!!!
現状一部未実装なんて中途半端なことはしないほうがいいと思う。特に今回みたいな形。
どういうことか説明します。
例えばガチャ回すか悩んだとします。
その時起きているのは「欲しいカードがある」「でも石を使うのはもったいない」という二律背反です。それらを天秤にかけるわけです。
これら2つの要素はそれぞれ何を望んでいるかがはっきりしています。欲しいカードと石の節約です。
これは大義がある。
この二律背反にはユーザー側が全ての情報(ガチャの確率含め)を持った上で損得の判断しています。
つまりガチャを回せば望むものに向かって進むわけですし、ガチャを回さなければ石の節約は達成されるわけです。
でも今回のイベントはどうでしょうか。
もちろんAPという時間で換算される財産を消費するわけです。その躊躇いは確かに頷けるもので、天秤の片方は埋まっています。
しかしもう片方は「この地図(ダンジョン用アイテム)手に入れる必要があるのか?」ということです。
そのダンジョンがAPを消費してアイテムをドロップしてまで行く価値があるダンジョンなのか不明なのです。
AP消費させといてクソダンジョンだったらひどいわけですよ。
せめてそのダンジョンがどれだけ魅力的なものか説明しなければならないと思います。それがユーザーに対する義理です。
煽るのは自由ですが、それは全ての情報を公開してからにすべき。
言うなれば「大義ある煽り」は必要不可欠なんです。
そもそもダンジョンが実装に至れないならまだイベントを行わなければいいだけ。
しかも期間限定とか煽られたらやっちゃいたくなるじゃん…。本当にあくどい煽り。
強いて言うならダンジョン実装後にもこのイベントが続くからセーフ、という見方もありますがそれは論理の話。
もちろん僕のこの批判自体主観的なものですが、運営がもしそんな理由でこの対応をセーフと考えているなら不義理ですよ。
そんなわけで地図を5枚くらいドロップして僕はイベントをやめました。
サブストーリーが全然終わらないから。
表現が上から目線で失礼は承知で言うけど、
皮肉でもなんでもなく感心できない施策だなぁと思いました。
大義がない煽りは叩かれて然るべき。
でお知らせをもっと見てると別のお知らせが
ぼく「ケイオスドラゴンに大義あり(微笑みながら財布を開く)」