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グローバルもいいけど、ちゃんと探せば日本もまだまだ面白いと思うよ

ヲタクダンス今昔【ヲタ芸∋ヲタクダンス】

      2016/01/12


ちょっと個人的に気になって色々まとめてみたくなったので。

 

ヲタクダンスとは

通称:ヲタ芸

OADやらロザリオやらロマンスやらを総合したアレ。
今はもうあまりそう言わないが、少し前まではあれら一連の動きをヲタ芸って言ってた。

しかし「ヲタ芸」 で調べるとケチャやらPPPHやらMIXも「ヲタ芸」に含まれる。
ヲタクにとってはケチャやらPPPHは確固たる「ケチャ」「PPPH」なのだが、”普通の人”から見れば全部『ヲタクがやる芸当』でしかない。認めよう、ヲタクがガラパゴス的存在であることを。

僕もそういう理由で以前

【ドルヲタになろう】アイドル現場で今すぐ使える3つのヲタ芸

という記事を書いた。もちろんこの記事にはヲタクダンスは入っていない。

そんなわけで認識の差から「ヲタ芸」と「ヲタクダンス」を単語として区別するようになった。
ぼんやりと使い分けられているという印象の話なのだが。


基本用語

今更だが意味不明な単語が沢山でてくると思う。
”普通の人”にとってはケチャもPPPHもMIXもマワリもロザリオもロマンスも意味がわからない単語だろう。

偶然詳細に説明しているサイトを見つけたのでわからない単語に戸惑ったら下記ページを参考にしてほしい。
おおよそ理解できると思う。

オタ芸ドットコム

どうでも良いことだがこのブログとは一切関係がない。
僕自身名前が似ていることに驚いたのだから信じてほしい。

 

 

ロマンティック浮かれモード

これは藤本美貴の代表曲の一つである。
ヲタクダンスの発祥なのかは不明だが、少なくともこの曲がヲタ芸(後のヲタクダンス)の知名度を上げたことは間違いないだろう。

宗教感…。

この頃にはまだサンダースネークはなく、
ロザリオ→マワリ→ロマンスという流れで行われているのがわかる。
フォーマットとしてはこの頃にはほとんど完成していたと言ってよいだろう。

サンダースネークはどうやらハロ系の現場ではなく、秋葉原の地下あたりが発祥らしい。

【発祥由来】ヲタ芸の歴史に詳しい人きてくれ

ここに書いてあることが正しいとするならば、ロマモーはヲタ芸(ヲタクダンス)を有名にした曲であることは間違いないだろう。

 

サイリウムダンス

多分youtubeとかで「ヲタ芸」と検索すると5人位でサイリウムをブンブン回している動画が出てくると思う。

適当に出てきたやつを拾ってきた。

先ほどのロマモー(ロマンティック浮かれモード)で使っていなかったサイリウムが突然に出てくる。系統としてこれらをサイリウムダンスと呼ぶことにする。
呼ぶというか、実質蔑称である。
現場によく足を運ぶヲタクをここで「現場系」と呼ばせてもらうが、彼ら現場系からの蔑称である。 そしてサイリウムダンスを行う人のことをサイリウムダンサーと呼ぶ。
しかしサイリウムダンサー自体は自分たちのことを「打ち師」と呼ぶし、自分たちの行いを「ヲタ芸」と呼ぶ。 この認識の違いには注意してほしく、あなたの周りに「ヲタ芸打つわーwww」って言いながらおもむろにサイリウムを出したらサイリウムダンサー確定。ちゃんと「良いヲタ芸ですね」って言ってあげましょう。

サイリウムダンスの特徴としては動きの手順が非常に厳格であること。
たまに動画のコメントに「ムラマサ間違ってますよ^^;」みたいなものがある。

いや、間違ってるも何もこんな気持ち悪い動きをしていること自体が間違い・・・

前述したが現場系のヲタクからはサイリウムダンスがすごく嫌われた。2012年くらいにサイリウムダンスが非常に流行った。秋葉原系の雑誌とかでも取り扱われたほどである。
何故嫌われたかというと

・こいつら暗くないと(サイリウムを光らせないと)高まれないのか
・形式主義に過ぎる。高まり方は自由ではないか。
・昼の野外で高まったらこいつらどうなるの?

何故か「高まる」が基本にある批判である。
僕の勝手な推測だが、ロマモーの動画であったのは「高まり」「一体感」に見える。そもそもライブってそういうものだと思うが。
つまり「高まり」の要素を突き詰めていくと現場系の意見になる。そもそも現場系の人たちは「高まる(=楽しむ)」が根本にあるわけで、彼らの意見も正当である。
一方で「一体感」が派生するとサイリウムダンスのような形式主義になるのもわかる。しかし僕の意見を敢えて言わせていただくと、サイリウムダンサーの形式主義的一体感はどこで発揮されるのか。

これをライブでやる機会ないよね?開放型ヘッドホンを電車で使う以上に迷惑だよ?

要はyoutubeとかに動画がアップされまくった時点で形骸化したパフォーマンスでしかないのだ。
大体パフォーマンスだとしても普段からサイリウムを持ち歩くのは面倒だし、ライブ主体であるならば今はキンブレとかを持ち歩いたほうが便利なのだ。

こうして(僕の脳内では)サイリウムダンスが死んでいった。

最後になってしまうのだが、

※長物(サイリウム含む)を振り回すことは危険な行為!

しかしサイリウムダンス批判にこのようなことを言う人が少なかったのは、特に声優系だが、現場系の人たちがそれ以上に長かったり大きかったりするものを振り回していたからである。

気になった人は「孔雀 光物」「ヘラクレス サイリウム」とかで画像検索してみよう。

 

ヲタクダンス

僕の観測範囲だと「ヲタクダンス」という言葉の方がサイリウムダンスより誕生が遅い。
多分サイリウムダンスという蔑称と、最初に話した「ヲタ芸」という単語の区別の要請が同時期に被ったからだと勝手に思っている。

文字で書いてもしかたがないので動画をみていただきたい。

正直何の動画でも良いのだが、この動画を見た時に「すっげぇキレいいなぁ」なんて思ったから掲載。
あと赤本投げるのも個人的に好き。

サイリウムダンスに比べると腰や腕の動きが非常に気持ち悪いこと、静と動(キレ)をはっきりわけることでダイナミックさが出る。
要は狂気だ。何かしら頭がおかしくないとこんな動きはできない

また前述したように「高まり」が前提にあるならばその最高潮であるサビのみに動きが特化する傾向があると思う。

 

また、サイリウムダンスが横並びになることが多いのに対して、ヲタクダンスは”言語”である以上(ソース忘れた)複数人で行われる時には面と向かって行われる。
通称:対面打ち 

見ればわかると思うがディテール以前のレベルで結構みんな動きが違う。
サイリウムダンスほど形式に厳格ではなく、強いて言うならキレが尺度なのだろう。

それにしても「ヲタ芸(ヲタクダンス)は言語」と言い放ったやつ頭悪いな(褒め言葉)

 

youtubeで「オタクダンス」で検索するとR.A.B(リアルアキバボーイズ)のダンスが出てくるが、

なんていうか、”気持ち悪くない”。これに尽きる。

 

腕を回す、体を大きく反るなどの過剰な応援行為

2010年くらいから声優系のライブの規則に書かれるようになったテンプレのようなものだが、

どう考えてもヲタ芸(サイリウムダンス含む)のことです。気をつけましょう。

そんなわけで今打ちたい人はアニクラか地下アイドルに行くことが多いのかな?
このへんの話はあんまり詳しくないのだが。

 

アストロドライブ

ここからはヲタクダンスに関して僕がぱっと見つけたものの話になる。

ここまでの動画を律儀に見た(見てしまった)人は少し流れがわかると思うが、おおよそ

サンダースネーク(16拍子)→スネークサンダー(本当にこの名前なのかは謎。16拍子)→ロマンス(32拍子)

という流れが一般的であり、これはサイリウムダンスもヲタクダンスも変わらない。
サイリウムダンスは前半32拍子のパターンが多くて煩わしいが。

しかしこの世には「Astrogation」という神曲がある。
多分youtubeを探しても見つからないと思うので、水樹奈々のStarcamp EPかTHE MUSEUMを聴こう。

この曲は多くのヲタクを虜にした曲なのだが、サビが64拍子で構成されていない。というか64拍子が2回ある構成になっている。
別に例の動きを2回繰り返せばいいじゃんと”普通の人”は思うかもしれないが、何故かこういう無駄なところにクリエイティブを発揮するのがヲタク。
名前からしてこの曲のために生み出されたと思われるのがアストロドライブである。詳細は動画。

おっと、この人は…(以下略)

他↓

 

 

ハサミ男

youtubeにサイリウムダンス動画が上がりまくってた頃、一つの衝撃的な動画が発掘された。
その動画を上げた人、そしてその出演こそがハサミ男なのである。
我孫子武丸は関係ない。

その狂気っぷりは彼の動画を見てもらえばわかるだろう。

開始10秒から狂気全開なのだが、我々の予想を遥かに超える狂気は0:42から。

 

ヲタクダンスにはある程度のフォーマットはあるものの、具体的な定形がない。
まさにそれを示すかのような自由すぎる動き、これこそがまさに「ヲタ芸」なのではないか。当時僕は思ってしまった。

発想が自由過ぎるだけならまだしも、このグダグダした動き、2:38では露骨に間違いを修正する感じ、ガーゴイル・神威といった無駄にカッコいいネーミング、もはやリズムに合っていないロマンス(いや僕が形式主義に陥っているだけなのかもしれない)etc…
とりあえず当時は衝撃的な動画だったのだ。

しかもである、彼の動画を漁ると、このonly my railgunの動画が「よく知るヲタクダンスに”まだ”近いもの」だったことが発覚するのである。

1:05の斬新さは草不可避だったのが懐かしい。

「ジーザスモーション」というネーミングセンスもすごいが、そのポーズはジーザスよりアドルフだよなぁ。

一番先生

(順番前後します)

もはやどこのイベントにもいる人。各種ロックフェス後にモーセの海みたいになった一番先生の写真がTwitterに上がる。

両手に閃ブレ(キンブレだったっけ?)を持つが決して従来のサイリウムダンスをするわけではない。
かといって今まで見てきたようなヲタクダンスというわけでもなく、新しさと熟練度が詰まっているため一度は生で見てみてほしい。

曲に合わせて即興でやっているのかは不明。

マンウィズくらいなら余裕で一番先生の範疇。

 

電波スネーク

このへんから完全に僕自身が違う世界の人になってしまったので詳しくはわからないが、電波スネークというものがある。

全体的にオリジナリティ高いが、特に0:08のポージングは神。
この曲のために考案したのかわからないけどすごく曲と合ってていいなぁって思った(小並感)

 

関西打ち

前述のヲタ芸の発祥スレでも「大阪の」という書き方がやたらあったが(大阪城とは別の文脈で)、どうやら関西打ちなるものがあるらしい。

ちなみに「関西打ち」で検索するとサイリウムダンスの動画が出てくるが、サイリウムダンスに関西打ちがあるのかはすごく興味が無い。
ヲタクダンスが「現場で見て覚える」文化であるのに対して、サイリウムダンスはネット上にたくさん上がってるからもはや地域性も何もないと思う。

それはさておき関西打ちの印象としては、キレやダイナミックさに重点が置かれていたこれまでのヲタクダンスに対して、ヌルヌルっと柔らかく動く。
わざわざ比較動画上げてた人がいたのでそこから拝借。

関西打ちとして上手いのかどうかは僕には判断基準がまったくないのだが、この動画を見ると関西打ちの柔らかさ、そして「頭悪そうな気持ち悪さ」が出てて◎

多分パッと見インパクトに欠けるのが関西打ちなのだろう、と。ただ実用性(?)は高そう。従来のヲタクダンス、めちゃくちゃ疲れそうだもん。

 

 

最後に

ヲタクダンスがライブ会場で嫌われて(単に数が増して)、打ちたい人はアニクラへみたいな風潮が出来て良い住み分けだよなぁと思う。

ヲタクライブのレギュレーションの話題は地雷原だから何も明言しないけど、とりあえずアニクラみたいに迷惑にならないところでやるならいいんじゃない?
こうやってアニソンの消費の仕方の一部が地下の文化になってまた洗練されて…って流れ好きだなぁと。しかもヲタクダンスはかなり口伝というか見て覚える的な風潮も好き。

以上メモみたいな記事。

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