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ゆるめるモ!のプロデューサー田家さんがアイドル運営のノウハウ本書いてたから読んでみた

      2015/07/13


まーたアイドルブーム便乗系の本か・・・って思ったら書いてるのがゆるめるモ!のプロデューサーの田家さんだったので買いました。
別に僕はアイドル運営なんてするつもりはありません(この本を読んだ感想としては少しおかしいですが)。


内容は田家さんがゆるめるモ!のメンバースカウトからその後のビジョンまでの苦労と経験を書いた本。
さすがゆるめるモ!のプロデューサー、内容がユルい!

多分というか、それなりの確信はあるのですがアイドル運営ってここで書かれているようなユルさではありません。
田家さんの認識が甘いとか楽天家とかそういうことを言っているのではありません。
恐らく事実を書きながらも文章や言葉の使い方がユルいということです。

1時間ちょっとで読み終わる量ですし。

読んでちょっと思ったことを。

バンドはオワコン?

先に断っておきますが僕はバンドを貶したりしているわけではないですよ。

本当に遊び以下のレベルですが僕も少しギターの経験があるのでわかりますが演奏するのは楽しい。

ただバンドをそういった個人のレベルではなく、音楽プロデュースの一つとして考えるとバンドというスタイルは古いのかもしれない。
ジョンフルシアンテのギターとフリーのベースが…なんていうことが求められる時代でしょうか?

バンドって選民的だと思うんですよね。具体的には楽器弾けないとやりようがない。じゃあそこからいちいち楽器弾けるように練習するのかって話ですよ。

別に今は楽器弾けなくても作曲はできる。
そしてフロントマンに初音ミクを置くかアイドルを置くかというスタイルを取る人も多い。
つまり「ギター、ベース、ドラム、ボーカル」という役割分担で作っていたステージが、「フロントマン(アイドルとか)、作曲者」という構造で作られるようになったということです。
いつかの宇野常寛のメルマガ「ほぼ日刊惑星開発委員会」で言ってましたが。

僕もいつか「作り手は早くアイドルプロデュースすべき」なんて記事を書きましたが、今は別にバンドである必要があまりない。
自分がフロントマンになりたいとかじゃなければむしろボーカロイドやアイドルに歌わせた方が多くの人に聴いてもらえる。

この本を書いた田家さんに至っては作曲もできないらしいです。
作曲家に雰囲気を伝えたり、鼻歌を録音して作曲してもらったりという具合。

そんな曲を歌うゆるめるモ!がバンドと対バンしたりする時代です。
「そんなんバンドじゃねぇよ!アイドルなんて音楽性のかけらもねぇよ!」ってロックぶるのは自由ですが、バンド系運営の方はすでにそんな認識ではないそうですよ。
ゆるめるモ!はその後箱庭の室内楽というバンドとコラボして箱めるモ!というアルバムも出しているところを見ると、自称コアなロックファンの方々の考えとは裏腹にロッカーの方々はアイドルを少なくとも音楽シーンとして見ているのではないでしょうか。

ももクロもメタル系フェスのozzfestに出ましたし。

現在アイドルイベントは、普通のロックバンドのライブよりもお客さんが多いらしく、どのライブハウスでもアイドル系のイベントをやりたいという事情もあるようです。
これまではロック色の強かった老舗ライブハウスでも、最近では土日の昼間はアイドルイベントを入れこむところが多くなってきました。

ゼロからでも始められるアイドル運営より

もうすでに音楽シーンはバンドが主流ではないようです。
「非一般的な価値観こそヲタク」という視点で見ればドルヲタよりもロックバンドの追っかけの方がヲタクっぽいですね。
というかロキノン系?とかアイドルの追っかけみたいなミーハー多いじゃないですか。ロキノン自体ミーハー感ありますが。
いつかそのへんもまとめられるといいですね。

アイドルと物語

「なんでその子追っかけてるの?」という質問とドルヲタは永遠に戦う運命にあります。
僕は追っかける理由なんてなんでもいいと思います。応援の気持ちが0でなければ。
自分で理由を見いだしてるような頭おかしい連中だからヲタクと呼ばれるんです。ならドルヲタはそれでいいじゃない。共通の価値観や魅力なんて必要ない。

ただ、僕個人の理想としては応援の気持ちがほしいなぁと思うわけで、応援の気持ちを惹起させるのに手っ取り早い物語なんだなぁって思います。

AKB語り系の本もよく物語に触れますし、何もスキルのないアイドルにとって物語は強い武器なのかもしれませんね。
あとはでんぱ組.incはW.W.Dでそんな物語を売っていますよね。

この本で書かれているあのちゃんの話なんかはすごく惹かれました。
(過保護な?)ほぼ引きこもりのあのちゃんがゆるめるモ!に入って変わっていく話とか読むと実際に会ってみたくなる。

(あのちゃんに関して)自己肯定感がなく、自分が生きているか生きていないかの実感がわかなくて、なかなか生きるための意味を見いだせなかったような子。そんな子が、初めて能動的に何かやりたいと言い出して、ビックリしたけど嬉しかった、とお母さんに言われました。

ゼロからでも始められるアイドル運営より

どんな物語が好みかは人それぞれですが、アイドルとしての活動を通して変わっていくという物語に僕は惹かれました。
今まで雰囲気に某声優と似たようなものを感じて一歩引いてたのですが決めました。あのちゃん握ります。

あと生きる意味がよくわからないような子が神聖かまってちゃんやマキシマム・ザ・ホルモン聴いてるのってギャップが良い。
絶対握ろうな!

感想

これも多分ゆるめるモ!の宣伝の一つなんだろうなぁって。

まずタイトルが扇動的。
田家さんが「みんなもアイドル運営しよう」って思っていてもこのタイトルは明らかに話題性狙い。

でもこの本を読んで「あのちゃん絶対握ろうな!」とか言うやつもいるので少なくとも成功はしていますね。

前述しましたがパッと読み終わる量で、読みやすい文章なので暇な人は読んでみても損はないでしょう。
というかゆるめるモ!のライブに行きましょう。そっちの方も損はありません。

ゆるめるモ!はよくベルハーと対バンしてるのでおすすめです。
対バンしていなくてもおすすめですが。

ゆるめるモ!定番曲「逃げろ!!」

 

こちらもゆるめるモ!定番曲の「なつ おん ぶるー」。ゆるめるモ!単体なら一番好き。

ゆるめるモ!と箱庭の室内楽のコラボ「箱めるモ!」より「さよならばかちゃん」。
単体じゃないのも含めればこれが一番かな。

「アイドルソング最長」と言われる「SWEET ESCAPE」。
すでにギターのハシダさんに目が行ってしまう。

8月9日のゆるめるモ!ワンマンが恵比寿liquid roomで行われるから行こうかな、空いてたら。

ちなみにユルさが売りのゆるめるモ!ですが、ヲタクはあんまりユルくなかったかな…

 

 

コメント

ミミンゲさん

ありがとうございます。

地上にしろ地下にしろ二次元にしろ三次元にしろ、広く深くというシステムを作るのは難しいでしょうね。
深い人ってそのコンテンツの密度が失われるとさらなる新天地求め始めますから。

そういう意志あるヲタクをいかに豚化させるかが運営の力なんだと思ってますw

ベルハーは完全に田中さんの一人勝ち。あれくらいのインディーズが一番儲かるとの説もありますし。
ただああいう形で自由なアイドルが増えてくれると僕個人としても嬉しいです。

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