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ベルハー2ndワンマンライブ「Stepping Stone」

      2015/07/13


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今日はベルハーちゃんの2ndワンマンでした。 箱は渋谷クアトロだったのですが前売り券完売!おめでとう!

クアトロは700とか800人入るので、そのへんのメジャーデビューアイドルよりは高い集客力です。 完全にビッグウェーブ来てるな…。


オープニングアクトとかあったとはいえ、ワンマン開演1時間経過してベルハーちゃんが歌ったの1曲て。

そしてやっとベルハーちゃん登場。 一曲目はTech Tech Walk。

 

知ってる人はわかりますが、全然盛り上がる曲ではありません。

 

Tech Techは歩くときの「テクテク」にかけているわけですが、これを歌いながら客席を歩き始めるベルハーちゃん。満員のクアトロを、です。

会場はベルハーちゃんのために道を作るわけです。ただでさえ満員でヲタクに溢れかえってるのに。

 

そのとき僕が想起したのは、旧約聖書のモーセが海を割る話でした。

 

ある あるく テクテク あるく
 
ほら あるく ゆるり あるく
 
ある あるく 光り あびて
 
Tech Tech Walkより
 
 
テクテクと、ゆるりと、光りあびながら会場を歩くベルハーちゃんはまさに神性を帯びていました。
前田敦子がキリストを越えたのか、AKBはサリンを撒かないオウムなのか。そんなことはわかりません。でもあの時のベルハーちゃんたちは間違いなく宗教に近い何かを持っていたと思います。
しかし、ベルハーちゃんたちは指導者としてはあまりに劣っている。正直、卓越した人間とはとても言えない。
僕が感じた神性はディレクターの田中さんが作り上げた演出、衣装、曲であり、それはベルハーちゃんそのものではない。
運営の力を除いたベルハーちゃんには特別優れたものは感じない。
歌もダンスもいわゆる「お遊戯会」レベルであり、MCや接触とかではむしろ年齢よりも子供っぽさを感じます。
指導者としての(演出上の)ベルハーちゃんと、子供っぽい(実際の)ベルハーちゃん。
このアンバランスさこそがベルハーの魅力、そして今のアイドルの魅力を振り切らせたものなのではないか。僕はそう思うわけです。
ステージ上で輝く存在としてのアイドルと、接触によって感じる「普通の人」というギャップ。
そしてそれらの極論に行くとベルハーちゃんの在り方になるんじゃないかと思います。
だからこそ、その振れ幅があまりにも広いことに困惑するっていうのもよくわかるわけです。掴みどころを強調しすぎた結果、尖りすぎて掴みにくいというのはあると思うんですよね。
特に「可愛い」とか「歌が上手い」とか、そういう魅力を与えてもらって満たされたいという既存のアイドルを求めてる人にはベルハーは無理でしょう。それはその人の好みです。
ベルハーは演出による神性、超日常感を持ちながらも、ベルハーちゃんの(正直)拙いパフォーマンスは単体の舞台では完成不可能。だからこそヲタクとして盛り上げる。そんな満たし満たされる現場。それがベルハーなのかなぁって。
ベルハーちゃんにテクテクとついていく一人でありながら、ベルハーちゃんがテクテク歩く道になる。
いつかディレクターの田中さんが「ベルハーこそ王道アイドルです」みたいなツイートをしていましたが、仕組み・構造は王道アイドルなのかもしれない。
そんな超日常性と一種の幼稚さが織り混ざる空間、それがベルハーの2ndワンマンライブ「Stepping Stone」だったと思います。
なんか僕、らしくもなく感動しちゃって…。

 - またヲタクしてしまった